グッドデザイン賞受賞デザイナー講座 vol.6
当会は様々なデザイン振興活動をしていますが、その中で特に注力をしているのが、デザインを学ぶ若い世代への教育支援です。
その一環として、2018年度から宮城大学と連携して、グッドデザイン賞受賞者による演習講座「グッドデザインレクチャー」を企画し、開催しています。
6年目となる今回は、パナソニックのくらしプロダクトイノベーション本部デザインセンターより松本優子氏と吉田尚史氏を講師に招き、12月21日に行います。
松本優子氏は「パーソナル食洗機SOLOTA NP-TML1」で、2023年度グッドデザイン・ベスト100を受賞され、吉田尚史氏は「自動計量IH炊飯器 SR-AX1」で2023年度グッドデザイン賞を、「炊飯器 SR-NA102/SR-NB102」で2022年度グッドデザイン・ベスト100を受賞するなど、家電分野で活躍されているデザイナーです。
講義の詳細は、こちらをご参照ください(学内外どなたでもご参加いただけます)。
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社
くらしプロダクトイノベーション本部 デザインセンター
シニアデザイナー 松本 優子 氏
1994年 大阪府大阪市出身。金沢美術工芸大学の製品デザイン専攻を卒業し、2017年にパナソニック株式会社に入社。以降6年間キッチン家電のプロダクトデザインを担当。今年9月に発売されたパナソニック最上位炊飯器「ビストロ 」Vシリーズをはじめ、オーブンレンジ、トースター、ハンドミブレンダー、IHクッキングヒーターなどを手掛ける。2020年よりパーソナル食洗機SOLOTAのプロジェクトに参画し、約2年半の開発期間を経て商品化へと着地させた。
パーソナル食洗機SOLOTA NP-TML1
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社
くらしプロダクトイノベーション本部 デザインセンター
シニアデザイナー 吉田 尚史 氏
1967年岩手県生まれ。京都工芸繊維大学意匠工芸学科卒業。1991年松下電器産業(現パナソニック)株式会社にプロダクトデザイナーとして入社。洗濯機担当後、炊飯器を7年にわたり担当。IH炊飯器をデザインしつつ、当時時代遅れと判断され生産終了になりかけていた昔ながらのガチャメカ炊飯器に着目。現在もふくめ20年以上継続生産されることになるミニクッカーとして復活させた。その後エアコン、掃除機と家事関係のデザインを担当。2015年に改めて調理器担当として調理小物、炊飯器や電子レンジを担当し、2023年よりビルトイン課に移動となり、冷蔵庫やビルトインIHなどを主に担当している。
自動計量IH炊飯器 SR-AX1
グッドデザインレクチャーvol.6
「パナソニックのくらしプロダクトイノベーション」
Vol.6となる今回は、パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 くらしプロダクトイノベーション本部のシニアデザイナー松本優子氏・吉田尚史氏をお招きします。
パナソニックグループのうち「くらしアプライアンス社-くらしプロダクトイノベーション本部」は約80名のプロダクトデザイナーが在籍し、世の中が大きく変化し価値観が多様になる中で「食」「家事」「美容・健康」という3つの事業領域で豊かなくらしや社会を丁寧に考え、価値ある体験や美しい形・空間を提案し続けています。
未来構想ビジョンを描き、在るべき姿を先行デザインとして具現化し、商品デザインとして実装していく、その最前線のお話をご紹介いただきます。
なお、過去のレポートもあわせてご参照ください。
グッドデザインレクチャーvol.1 レポート(プラネット・テーブル SEND 代表取締役社長 菊池紳氏)
グッドデザインレクチャーvol.2 レポート(富士通 本多達也氏)
グッドデザインレクチャーvol.3 レポート(ソニー・インタラクティブエンタテインメント 中山哲法氏)
グッドデザインレクチャーvol.4 レポート(博報堂 クリエイティブディレクター 小野直紀氏)
グッドデザインレクチャーvol.5 レポート(TSUGI 代表 新山直広氏+オフィスキャンプ 代表 坂本大祐氏)