公益財団法人日本デザイン振興会 公益財団法人日本デザイン振興会

デザイン助成プログラム

2025年度デザイン助成プログラムの申請を受付中です。
申請期間    2024年12月11日(水)〜2025年2月3日(月)23時59分まで

趣旨

日本デザイン振興会(JDP)は、グッドデザイン賞(Gマーク)を主催する総合的なデザインプロモーションを担う公益法人です。グッドデザイン賞は、60年以上の歴史を誇る日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみであり、人が何らかの理想や目的を果たすために築いた有形無形のものごとすべてを「デザイン」と捉えています。近年のグッドデザイン賞受賞対象を俯瞰すると、誰もがデザインの考え方を応用し共創する時代を迎えたといえます。

社会にデザインが活用される領域を広げ、誰もがデザインがもたらすメリットを享受できる環境を整えていくことが求められるいま、JDPにはどのような貢献ができるか。2023年にはパーパス「デザインを、一人ひとりの力に。」(“Empowering everyone with design.”)を制定しました。その北極星を目指して、企業や行政、市民がデザインをどのように活用すればよいのかを探求し、その知識やノウハウを共有していきます。

今回新たに創設する「デザイン助成プログラム」は、デザイン分野の調査研究への助成、日本国内におけるデザイン振興活動への助成を通じて、デザイン分野の研究をリードする人材や、デザインの力を活用した取り組みを広げる人材を育成することを目的とします。

デザイン分野の調査研究への助成

企業や行政などにおいてデザインの活用を促進する上では、デザインが専門でないマネジメント層やスタッフに、デザインの効果に期待し、自らの組織も実践できそうだと理解してもらうことが重要です。このとき、デザインが優れたプロダクトやサービス、それにまつわるナラティブを事例として示すだけではなく、あわせてデザインの効果を定量的・定性的に説明できれば説得力が増すでしょう。しかしながら、現状はその役割を果たすデータや考察がまだまだ少ないといえます。企業経営や事業運営に関心を寄せ、デザインの効果を明らかにする学術研究の蓄積に期待します。

「デザイン研究」

対象分野 デザインと企業等の経営に関する研究
申請者の資格 日本の大学(附属機関を含む)、大学共同利用機関、高等専門学校を主たる勤務先とする研究者
※ グループ(複数名)での申請も可能です。グループの場合は、申請時点で研究代表者が申請者の資格に適することとします。
助成期間 2025年4月1日〜2026年3月31日(1年間)
助成金額 50万円/件
採択件数 2件程度

詳細につきましては「募集要項」をご覧ください。

日本国内におけるデザイン振興活動への助成

人口減少・少子高齢化、東京一極集中の進む日本が今後目指す方向性の一つに、持続可能で誇りのもてる地域づくりがあります。(東京を含め)地域固有の気候風土や文化、未活用の資源などに着目し、デザインの力を活用して地域を創造しようとする萌芽的取り組みを支援します。
また、子どもたちが将来、予測が不確実な社会で生き抜き、次の時代を築くためには、基礎的な知識や技能の習得にとどまらずに、柔軟な発想力や想いを形にして他者に伝える力を育むことが求められます。デザインを手段として新しい価値を創造する力を身につけることや、造形を含むデザインの能力を涵養することを目標とする萌芽的取り組みを支援します。
これらにより、デザインの価値に対する社会的な関心が高まることに期待します。

「デザイン振興」

対象分野 デザインを通じた地域づくり、まちおこし
デザインを通じた子どもの教育
申請者の資格 日本国内に活動拠点を置く団体または個人
助成期間 2025年4月1日〜2026年3月31日(1年間)
助成金額 50万円/件
採択件数 2件程度

詳細につきましては「募集要項」をご覧ください。

審査委員

鷲田 祐一 一橋大学大学院 経営管理研究科 教授

研究分野は、技術普及論、ユーザーイノベーション論、グローバルマーケティング。1991年一橋大学商学部卒業。(株)博報堂に入社し、マーケティングプラナーを経て、消費者研究、技術普及研究に従事。2003~04年マサチューセッツ工科大学に研究留学。2008年東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程修了、博士(学術)。2021年から(独)経済産業研究所ファカルティフェローを兼任。ハイテク分野において、「イノベーションの死の谷」現象がなぜ発生するか、克服には何が必要か、という視点から、ミクロ視点での普及学を研究。その延長としてユーザーイノベーション論、シナリオ構築による未来洞察手法、デザインとイノベーションの関係なども研究している。

渡邉 誠介 長岡造形大学 造形学部 教授

研究分野は、地方都市の都市計画・まちづくり、イノベーションデザイン。東京大学大学院・工学博士、Post Graduate Diploma, University College London。1999~2001年Assistant Professor, Human Settlements Development FoS, Asian Institute of Technologyなどを経て2013年より現職。その間、地域協創センター長(2014~15年)、大学院研究科長(2016~19年)、学部長(2023年)を歴任。また、2015~19年NPO法人醸造の町摂田屋町おこしの会会長、2020~23年NaDeC運営委員長、2022~23年Matching Hub Nagaoka実行委員長、2023~24年Hakko Meeting座長を務める。

(2024年12月時点、敬称略、五十音順)

申請方法

申請期間 2024年12月11日(水)〜2025年2月3日(月)23時59分まで
提出書類 ①-1 申請書
①-2 申請書以外の説明資料【任意】(A4サイズで2枚まで)
② 在職証明書(「デザイン研究」への申請者)、定款・規約・規程等(「デザイン振興」への申請者のうち団体であり、有する場合)

※提出書類①と②をそれぞれ1つ(計2つ)のPDFファイルにまとめ、容量の合計は8MB以下としてください。
申請方法 提出書類(2つのPDFファイル)を添付して電子メールで提出してください。
提出先 design-grant_atmark_jidp.or.jp
※ 提出先電子メールアドレスの「@」を「_atmark_」と表示しています。送信する際は、「_atmark_」を「@」(半角)に直してください。
※ 件名は「【デザイン助成プログラム】申請書類の提出」としてください。
採否通知 2025年3月上旬頃

よくある質問(FAQ)

「募集要項」とあわせてご参照ください。

お問い合わせ先

〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階
公益財団法人日本デザイン振興会 デザイン助成プログラム担当
e-mail:design-grant_atmark_jidp.or.jp

※ 電子メールアドレスの「@」を「_atmark_」と表示しています。送信する際は、「_atmark_」を「@」(半角)に直してください。

BACK TO TOP

NEWS LETTER

JDPより最新のデザインニュースをお届けします。
ご登録は無料です。お気軽にご利用ください!