公益財団法人日本デザイン振興会 公益財団法人日本デザイン振興会

【WDOイベント】第3回 World Industrial Design Day デザイン・ダイアローグを開催

World Design Organization(WDO)には、現在日本から多摩美術大学、千葉大学、武蔵野美術大学、日本インダストリアルデザイン協会、及び日本デザイン振興会が加盟メンバーとなっています。6月29日は、WDOの創立記念日で、「World Industrial Design Day」(WIDD)として世界共通のテーマをもとに世界中の加盟メンバーが様々なイベントを開催して、毎年誕生日を祝うことになっています。

今年の共通テーマは「Leadership」。このテーマを私たちは、「デザイナーがとるべきリーダーシップとは?」と捉え、日本の加盟メンバーの3大学の学生と、プロフェッショナルデザイナーとの対話を通じて共に考えるべく、オンライン・イベントを開催しました。

WIDD 2022 デザイン・ダイアローグ

2022年6月29日(水) 20:00〜21:45 (Zoom Meetingにて開催)

参加者:

*薬師 忠幸さん(株式会社豊田自動織機 トヨタL&Fカンパニー R&D センター 製品企画部 技術企画室 デザイングループ長)

*多摩美術大学

美術学部 生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻4年   岩熊 萌衣さん、喜多 眞也さん、税田 天音さん、

*千葉大学

融合理工学府 創成工学専攻 修士2年 山中 将司さん

融合理工学府 創成工学専攻 修士1年   丸山 万莉絵さん

工学部 総合工学科 デザインコース4年  加藤 由宇さん

*武蔵野美術大学

造形学部 工芸工業デザイン学科 IDコース 4年   金井 剣央さん、島田 ちひろさん、戸上 さくらさん

司会:渡部明子(日本デザイン振興会 国際担当課長)

テーマ:「未来のモノ語りしてみよう」

学生の皆さんには、事前に下記の薬師さんからのメッセージを読んだ上で、現在自分が考えていることをレポートで出していただきました。

薬師さんからのメッセージ:モノよりコトと言われて久しいですが、多くの場合、物がなくてはコトに至りません。日本の輸出も工業品が多く、GDPの約2割を製造業が占めます。つまり依然としてものづくりは日本、そして世界を支えています。工業デザイナーの職域が広がる昨今ですが、ものづくり日本において工業デザイナーはどんなリーダーシップをとるのでしょうか。“ものづくり大国として復権するには?しなくてもいい?”“物が溢れる世の中で、まだ物をつくっていいの?”一緒に考えましょう。

学生の皆さんからは、

* 社会問題に対して工業デザイナーが取るべきリーダシップ

* ものづくりと各々の力を活かすモチベーションの保ち方

* 多様化へのリーダシップ

* 未来のライフスタイルを形作ること

* ものづくりの仕組みから考えるデザインとリーダシップ

などのキーワードが挙げられました。コロナ禍で新しい生活様式が求められると同時に、地球規模の課題を抱える現在において、これからの「ものづくり」の在り方やデザイナーがとるべきリーダーシップについて、プロフェッショナルデザイナーの薬師さんと共に考えることができた貴重な機会となりました。

ダイアローグの詳細は、下記レポートをご覧ください。

WDOは、デザイン団体の国際的なプラットフォームとして、こうした機会を通じて加盟メンバー同士の交流の場などを今後も提供してまいります。

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WIDD_2022レポート.pdf





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