木香展 MOKKO-TEN 多摩美術大学環境デザイン学科
GOOD DESIGN Marunouchiは、12月3日(木)より12月12日(土)まで、「木香展 MOKKO-TEN」多摩美術大学環境デザイン学科3年インテリア専攻学生によるダイニングチェア展示 を開催します。
椅子は身近なところで私達の生活を支えています。
それは社会的に困難な状況にあっても変わらないことです。
展示会場には、多摩美術大学の学生 24 名が丹精を込めて製作した木の椅子が 24 脚並びます。
あらゆる物事がめまぐるしく変わりゆく世の中だからこそ、
変わらない木の椅子とその香りをじっくりとお楽しみください。
多摩美術大学環境デザイン学科3年インテリア専攻
椅子を考えること
椅子のデザインへの取り組みは、歴史上さまざまな試みが行われています。その椅子が生まれた時代の感受性と技術が合致した、“名作”と呼ばれる椅子もたくさんあります。「座る」という行為をサポートする道具としての一面で捉えれば、椅子は既に完成されているのかもしれません。では、なぜ今も新しい椅子がつくられ続けているのか? これは自身への問いかけでもありますが、そこにこそ、今、椅子をデザインする重要な意味があると思っています。
24脚の木の椅子は、今を生きる学生達が自らデザインして制作まで行ったものです。この椅子群には、彼らが描く生活像や時代感覚が否応なく滲み出しています。そうした同時代性こそが、先の問いのひとつの答えなのかもしれません。
今年も、ケベック木材製品輸出振興会(QWEB)のご支援に感謝いたします。そして、制作をサポートいただいた工房の先生方にも御礼を申し上げます。
多摩美術大学 環境デザイン学科 非常勤講師 藤森泰司
#80 木香展 MOKKO - TEN
会期: 2020年12月4日(木) - 12月12日(土)
時間:11:00-20:00 (12月8日は17:00まで、最終日は19:00まで)
会場: GOOD DESIGN Marunouchi
主催: 多摩美術大学環境デザイン学科
協力: Quebec Wood Export Bureau / Canada Wood