[フィリピン] Good Design Award Philippines (GDA-Ph) 審査会を実施
フィリピン・デザイン・センター主催の第2回「Good Design Award Philippines」の審査会が2022年6月6日に開催されました。
Good Design Award Philippinesは、ユニバーサルなデザインの価値に加え、Malasakit(タガログ語で「思いやり」)を体現する優れたフィリピン・デザインを発掘することを目的として発足しました。今年度は、オブジェクト部門、イメージ部門、建築部門、システム・サービス部門の全4部門に合計150件の応募があり、白熱した議論の末、11件が受賞しました。
また、審査会視察とともに、2018年度グッドデザイン・アセアンデザインセレクション受賞企業を訪問し、受賞後の事業状況を視察しました。グッドデザイン・アセアンデザインセレクションは、国際機関日本アセアンセンターと日本デザイン振興会との、2017年から2018年の2年間にわたる共同プロジェクトで、東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟する10ヶ国とともにグッドデザイン賞の考える「よいデザイン」の価値観を共有し、デザインによる社会課題の解決や伝統の継承、産業育成の提案などを目指して行われました。
日本デザイン振興会は、2014年からフィリピン・デザイン・センターとの連携協力協定を締結し、2019年に国際機関日本アセアンセンターの支援のもとGood Design Award Philippinesを設立しました。コロナ禍による一時中断をへて、2022年度より正式に審査・運営への協力を開始しています。
当会では今後も審査やプロモーションへの協力を通して、フィリピンにおけるデザインプロモーションの進展に貢献していきます。