2020年度フォーカス・イシュー最終提言発表
世界的なパンデミックにより変革期を迎えた現在のデザインのあり方を考察
フォーカス・イシューは、グッドデザイン賞受賞作品を題材として、デザインにおける社会課題解決を探る取り組みです。グッドデザイン賞審査委員がディレクターとなり、専⾨的な視点から、その年の受賞作品を通して⾒えてくる、社会におけるデザインの役割や意義について読み解きを進め、最終的に提⾔として発表します。2015年度より開始し、今年度までに原研哉⽒やドミニク・チェン⽒などをはじめとする38名のディレクターが、45の提⾔を出しています。
フォーカス・イシューウェブサイト
https://archive.g-mark.org/focused-issues/
今年度は、内⽥友紀、川⻄康之、原⽥祐⾺、ムラカミカイエ、⼭阪佳彦の5名がディレクターを務め、「変化の時代にデザインができること」を全体のメインテーマとして、世界的なパンデミックにより変⾰を迎えた現代のデザインのあり⽅について、各⾃の専⾨分野より関⼼のある事項について個々のテーマを定め、考察しました。
2020年度フォーカス・イシュー提言
内田 友紀:一人ひとりの声が集まり、行動の連なりで社会が変わる。民主主義の実践としての次世代デザイン
川西 康之:デザインも立法や行政に関わりを。知恵と工夫を共有するいくつかのヒント
原田 祐馬:見えることで想像し直す、見えないことで想像する人間の力
ムラカミ カイエ:「難しい」を「楽しい」に。環境問題解決に全員で参加する
山阪 佳彦:新たな社会へとつながっている2つの道