私の選んだ一品 - 2020年度グッドデザイン賞審査委員セレクション を開催
2020年11月2日(月) - 11月30日(月)
本年の「私の選んだ一品」展は、GOOD DESIGN Marunouchiにて開催!
グッドデザイン賞には、毎年さまざまな分野のデザインが数多く応募され、審査委員がそれぞれの知見に基づいて評価を行い、受賞を決定しています。
グッドデザイン賞の審査委員は、デザイナーをはじめ建築家や研究者、ジャーナリスト、企業経営者など、多様な領域の前線で活躍する国内外94名が務めています。この「私の選んだ一品」は、二次審査会の会場で審査委員一人ひとりに、個人的に気になったデザインやお気に入りのデザインを1つ選んでいただく企画です。近年は、コメントと合わせて、企画展示としてご紹介しています。
本年はCOVID-19の影響で、海外審査委員の二次審査会への来場が叶わなかったため、日本在住の審査委員84名の「一品」を、そのデザインの「作用」に注目した展示構成でご紹介します。
プロダクトや建築、デザインが活かされた取り組みなど、審査委員の目線により読み解かれたひとつひとつの「一品」から、デザインの魅力や楽しさ、可能性を感じていただければ幸いです。
参加審査委員(五十音順・敬称略):
選んだ人 |
名称 |
受賞企業名 |
選んだ「一品」について |
青木 俊介 |
自律分散型水循環システム |
株式会社346 |
「キレイな水の確保」という人類の永遠のテーマに真っ向から取り組む、勇敢なスタートアップの製品。既成のフィルタを組み合わせ、センサとAIで最適化するというアイデアもオリジナルで面白い。 |
WOTA BOX |
|||
朝倉 重徳 |
実習・検査用顕微鏡 |
株式会社ニコン |
この顕微鏡、欲しいと思った。特に生物に興味があるわけでもなく、小さなものを見たいわけでもないのに。ただただ、光学機器の、精密機器の、メカ機構の魅力に惹かれて。機械美と心の共振。 |
ECLIPSE Ei |
|||
安次富 隆 |
でんぷん糊 |
ヤマト株式会社 |
でんぷん糊を触った時のひんやり感、指先で乾いた時のカサカサ感が、子供のころの優しい記憶となっています。空になったボトルを手に持って、補充用の黄色いバケツの周りに集まる子供たちの、指先の思い出が未来をつくるでしょう。 |
ヤマト糊 |
|||
安積 伸 |
外構舗装仕上材 |
株式会社フッコー+有限会社長岡生コンクリート |
豪雨よる水害、ヒートアイランド現象、地下水枯渇といった問題の抑制に貢献する舗装材。審査では驚くべき透水性を見事にデモンストレーションしていた。発売開始から時を経て信用度が増し、今後はさらに活用される場が増えるであろう。 |
ドライテック |
|||
五十嵐 太郎 |
住宅団地 |
株式会社はりゅうウッドスタジオ+飯舘村+関場建設株式会社 |
役目が終わると廃棄される仮設住宅の状況に対し、最初から再利用がしやすい構法にとりくみ、実際にそれを成し遂げたプロジェクトである。昨年末に亡くなった福島の建築家、芳賀沼整氏が提示したモデルは、今後の仮設住宅の方向性に大きな示唆を与えた。 |
大師堂住宅団地 |
|||
石川 俊祐 |
歯磨き粉 |
Hair O'right International Corporation |
既存のものづくりの価値観を書き換え、新しいふつうとは何か?と強烈に世の中に問いかける愛される会社・経済のデザインに感服した。 |
O'right Toothpaste No. Zero |
|||
石川 善樹 |
ウォーキングポール |
株式会社セラピット+有限会社セメントプロデュースデザイン |
「歩く」という当たり前の日常動作が、より美しく、より健康に、より負荷がないよう再発明されている。超・高齢化社会となり、課題先進国といわれる日本からこのような製品が誕生したことは、世界に向けても希望となるであろう。 |
アユリ スタイリングポール |
|||
伊藤 香織 |
駅前広場 |
有限会社オンサイト計画設計事務所+多治見市+玉野総合コンサルタント株式会社 |
オンライン会議で一番辛いのはすべての他者との距離が同じこと.だから,様々な位置関係で他者の気配や様子を感じられる虎渓用水広場は,実空間(の公共空間)の魅力を体現している.他者との距離がとても丁寧にデザインされている広場. |
多治見市多治見駅北広場「虎渓用水広場」 |
|||
井上 裕太 |
日本の建築技法・文化を守る取り組み |
株式会社山翠舎 |
古民家には、現在は手に入りにくくなった高品質の木材が使われていることが多い。一方で、その再活用は進んでいない。集めるのも一苦労だし、整備するには技術がいる。備蓄するとコストがかかるし、活用できる人材も多くない。じゃあ、それらを丸ごと引き受けることで新しいモデルを作ろうという大胆な取り組み。より多くの建築・リノベで活用されるよう応援したい。 |
古民家・古木サーキュラーエコノミー |
|||
猪熊 純 |
農産物 |
宮崎市+日本一の干し大根と大根やぐら日本農業遺産推進協議会 |
ひと目見て、プリミティブさにハッとさせられました。毎年地域で行われている農家の営みがそのまま建築化した佇まいは、土着的で日常的でありながら、同時に祝祭的で美く、また現代的でもあります。ほかに、似た感覚のものに出会ったことがなく、とても感動しました。 |
日本一の干し大根と大根やぐら |
|||
色部 義昭 |
ネコ用爪切り補助具マスク |
株式会社クロス・クローバー・ジャパン |
実は以前から所有している一品。写真をみると思わず笑ってしまうほど愛らしいが、愛猫の爪切りに苦労してきた我が家にとっては何とも眩しい希望の光であった。でも時折、強引に外されてしまうこともあるので、さらに改良いただけたら嬉しい。 |
もふもふマスク |
|||
内田 まほろ |
大型移動式防護車両 |
中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋株式会社 |
本当に作ってしまったんですか?トランスフォーマーという名の通り、超合金やアニメのように、形を変えて、危険と戦い、人の命を守ってくれる車を!実直なインフラ整備と作業員の命への想いと、少年のあこがれや力強いモノづくりが融合し、実現したスケール感がたまらないです。 |
ハイウェイ・トランスフォーマー |
|||
内田 友紀 |
Plan |
Taiwan Design Research Institute |
台湾が掲げる、次世代の創造性教育にむけた校舎の改修プロジェクト。それ自体を、子供たちと教育者にとっての学びのプロセスにしてしまうというあざやかな取り組み。国・専門家やデザイナー・学校・子どもたちが新たな関わり方を発見し、大規模かつ長期的なインパクトを実現しはじめていることにとても勇気をもらった。 |
Design Movement on Campus |
|||
大友 学 |
ネブライザ |
オムロン ヘルスケア株式会社 |
深夜に苦しがる子供と心配MAXの親。やわらかく配慮のあるデザインが与えてくれる少しの安心感は、こんな時こそありがたい。うちの子も喘息持ち。「優しい形につくりたい」という気持ちがデザインに存在しているだけで嬉しいのだ。 |
オムロン コンプレッサー式 ネブライザ NE-C106 |
|||
緒方 壽人 |
ホットサンドメーカー |
杉山金属株式会社 |
食パン1枚で作れるホットサンド。なるほど言われてみれば確かに今まで食パン2枚分ってちょっと多かったかも、と思わず頷いてしまう目のつけどころが素晴らしい。細かな工夫が凝らされていて道具としても魅力的。 |
ホットサンドソロ |
|||
岡本 健 |
ハンドクリーム |
ユースキン製薬株式会社 |
乾燥肌の私が幼少期から使い続け、いつかデザイナーになったらリニューアルに携わりたいと願っていたユースキンが遂にリニューアルされた。学生の頃から頭の中で密かにリニューアルのイメージを繰り返していたが、そのイメージを遥かに上回る見事なリニューアルは、悔しさを超えて清々しい喜びを与えてくれた。 |
ユースキン |
|||
小見 康夫 |
低温乾燥方式による国産杉パネル |
株式会社中央住宅 + 株式会社モリアン + 全国森林組合連合会 + |
森林組合、建材メーカー、住宅メーカー、大学の共同開発により、従来有効活用されてこなかった国産杉材の赤身を、個性ある魅力的な内装材へと変身させることに成功している。住宅用途だけでなく、多くの空間の木質化において広く用いられることを期待したい。 |
SUGINOKA【スギノカ】 |
国立大学法人東京大学大学院薬学系研究科 |
||
片岡 哲 |
USB入出力付急速充電器 |
パナソニック株式会社 IS 社 エナジーデバイス事業部 |
知れば知るほど“なんでもあり“なヤツを作ってくれた。日常の充電する、されるは当たり前。いざという時には充電池、乾電池、使いかけでもごちゃまぜでもOK。え?それ、電気屋さんから怒られるやつじゃん!?いえ、ありなんです。 |
BQ-CC87 |
|||
鹿野 護 |
プログラミング教材 |
株式会社 INERTIA |
本来プログラミングにはワクワクする創造性が満ちています。easelの作例はどれも美しく魅力的。スマートフォン対応も良いですね。好奇心に導かれるまま、ふとプログラミングの世界へ一歩踏み出してしまう。そんな体験ができそうです。 |
easel |
|||
川上 典李子 |
磁気テープストレージメディア |
富士フイルム株式会社 |
膨大なデータをいかに安全にアーカイブできるのか。IoT時代の課題に応えるデータ記録用磁気テープの実現には、1954年に始まる一貫した研究が活かされていた。同社のアイデンティティといえる独自技術を進化させ、大容量ストレージメディアへ。研究、開発現場の熱意が、実直な姿のプロダクトに満ちている。 |
FUJIFILM LTO Ultrium8 データカートリッジ |
|||
河瀬 大作 |
ウェブコンテンツ |
meet &meet |
ここに紡がれた父と子の物語は、家族のカタチが多様化する中、必要とされる“何か”を可視化している。それはささやかだが、大切な“何か”。企画者の想いから始まったプロジェクト、これからの広がりが楽しみである。 |
ぱぱことぱ |
|||
川西 康之 |
大型移動式防護車両 |
中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋株式会社 |
開発の切っ掛けが、作業員の痛ましい事故だった。二度と繰り返さないという強い意志から、自由な発想と技術が生まれ、課題解決に寄与された。デザインの原点を見た。 |
ハイウェイ・トランスフォーマー |
|||
木住野 彰悟 |
たわし |
株式会社コーゾー |
審査で作品を選ぶ際、何故その作品が良いのか言葉に出来る作品を選ぶようにしているが、私の一品に選ぶ作品は直感的に欲しいなと思える作品を選んでいる。たわしは、便利で使い勝手が良い商品だという事は皆が知っているのに、「古い」などネガティブなイメージを持たれてしまいがちである。今回の商品はデザインの力で「たわし」の良い部分をギュッと濃縮した商品に仕上がっていると感じた。デザインの力で元々持っている本質的な良さを引き出すことが重要だと常に思っており、自分のやりたいデザインの方向性と合致している部分が多いと感じ、一品に選んだ。 |
高田耕造商店 しゅろのやさしいたわし むすび |
|||
倉本 仁 |
炊飯用釜 |
株式会社釜浅商店 |
かさばるかも。。。大げさかも。。。しかし、それでも欲しいと思わせる圧倒的な魅力。こんな釜のような人間に私はなりたい。 |
釜浅のごはん釜 |
|||
小林 茂 |
フライパン |
愛知ドビー株式会社 |
鋳物ホーローという素材を、これまでに培ってきた製造技術で活かし、短時間で水分を蒸発させるという機能と高い質感を同時に実現しているところに惹かれました。自宅で過ごす時間が増えた昨今、生活を楽しむきっかけになりそうです。 |
バ―ミキュラ フライパン |
|||
小林 マナ |
住宅用外装用品 |
敷島住宅株式会社 |
軒を少なくしようと思ったら注文部材になってしまい、機能面やディティールが不安定になる場合があるが、このプロジェクトでは、大手ではない住宅会社と板金施工会社の共同開発にプロダクトデザイナーを起用し、美しさと耐久性、そして機能性に挑戦している好例だ |
軒ゼロ通気システム |
|||
小林 幹也 |
総合クラブブランディング |
東京ヴェルディ株式会社+一般社団法人東京ヴェルディクラブ |
このプロジェクトの象徴は、パートナー企業のユニフォームのロゴカラーを統一できたことだと思っている。これはこれまでなかったことであり、チーム、地域の一体感、関わる全ての方のプロジェクトへの理解、そして熱量がないと実現できないからだ。他チームを応援している身としては、ユニフォームがかっこいいのは単純に羨ましい。 |
東京ヴェルディ |
|||
駒田 由香 |
商業施設 |
株式会社テレイン一級建築士事務所+COTS COTS LTD. |
ウガンダの外国人駐在者や高所得者が集まる地域に建設された日本料理店である。建築材料や器具の安定的な供給が難しい現地では、釘やボルトひとつをとっても同じ仕様のものを入手するのは容易ではない。この状況のなか、設計者は「あきらめは工夫のはじまりである」と腹をくくり、現地の大工にスケッチや模型で丁寧にアイデアを説明する。人力で建ちあげたユーカリ材のフレームは、力強さと繊細さを合わせ持ち、非常に美しい。建築の原点を思い起こさせる作品である。 |
やま仙 / Yamasen Japanese Restaurant |
|||
近藤 ヒデノリ |
サーキュラーエコノミー |
日本環境設計株式会社 |
担当部門でも最高評価の一つとしたが「私の一品」として全部門を見渡しても、やはりこれだ!と選ばせて頂いた。世界のファッション産業において廃棄物が大きな問題となるなかで、ケミカルリサイクルという独自技術を元に自社で循環する仕組みをつくるだけでなく、多くの事業者と協働して古着の回収・生産をするプラットフォームを形成していることも含め、日本発のサーキュラービジネスの代表例として、ますます発展してほしい。 |
BRING |
|||
齋藤 精一 |
スマートプランター |
プランティオ株式会社 |
パンデミックが広がる中、StayHome期間中に自分が食べているものへの解像度が上がり、沢山の人が自分で土をいじり食べ物をつくり始めた。スマート農業は国レベルでの取り組みだが、今のテックを使った個人でも食べ物に対峙できる時代の到来は小さいが大きな革命と感じる。 |
grow HOME |
|||
佐々木 千穂 |
文具セット |
プラス株式会社 |
姉の引き出しの中の黄色のチームデミ。友だちに自慢したくて、ひとつずつ持ち出してはこっそり戻したあの懐かしい罪悪感。いつか自分のものに、の夢が叶う日がきた。でもやはり娘にプレゼントして、こっそり持ち出してみたい。 |
team-demi |
|||
佐々木 康晴 |
ショッピングプラットフォーム |
TerraCycle |
もはやリサイクルではゴミ問題は解決できない。しかしLoopはこの難題を解きつつある。複数ブランドから選べる利便性、買う楽しさ、捨てるかわりにすぐ返せる簡単さを持つ、再利用可能パッケージのショッピングプラットフォーム。いま必要な未来デザインのひとつ。 |
LOOP |
|||
佐藤 弘喜 |
ワインセラー |
株式会社グローバル |
ワイン好きにとって店舗でのワイン選びは楽しい時間だが、従来のワインセラーでは庫内のワインを直接確認することが難しかった。この製品は中のワインが容易に確認でき、ワインの“ジャケ買い”も楽しめそうである。 |
ファンヴィーノ ブリリアント シリーズ |
|||
重野 貴 |
携帯電話 |
Punkt. |
ヒトの遺伝子が進化するには、少なくとも2万年かかるそうです。ということは、僕たちは石器時代に狩猟採集で暮らしていたヒトと、生物的には 何ら変わりありません。そんな僕たちにとって、行き過ぎたテクノロジーは必ずしも幸せを生まないのではないでしょうか。そんな僕たちにとって、行き過ぎたテクノロジーは必ずしも幸せを生まないのではないでしょうか。punktは、ヒトとテクノロジーの関係性を見直すきっかけを与えてくれるかもしれません。ほら、手にとってみると石器のような造形と質感を感じませんか? |
Punkt. MP 02 携帯電話 |
|||
篠原 聡子 |
スマートプランター |
プランティオ株式会社 |
コロナで家で過ごす時間が増える中、野菜を育てるのは、大きな楽しみになる。だけどプランターに良いものがなく、案外管理もむずかしい。そんな要求を、優しく満たしている。 |
grow HOME |
|||
清水 久和 |
野球ボール回転解析システム |
ミズノ株式会社 |
草野球愛好家として絶対に欲しい一品。投げたボールの速度・回転数・回転軸がわかるこの測定器は、高校野球には練習革命を起こすであろうし、草野球ファンには仲間と楽しくコミュニケーションを取れる道具となる。「今の球120キロ行ったー!」と無邪気に喜びたい。 |
MA-Q |
|||
鈴木 元 |
おろし金 |
株式会社ツボエ |
差別化のために無理にデザインを操作した痕跡がなく、機能にまっすぐで、堂々としている。細部まで丁寧にデザインされているのに、”デザイン”の存在はあくまで淡く静かなところがいい。 |
ツボエの極上おろし金 箱-hako- |
|||
鈴野 浩一 |
ブックトラック |
キハラ株式会社 |
作業の負担を低減する機能を求め、その結果として得られたデザインには、長く愛されるシンプルな美しさが際立つ。スタッキングによる収納性や安定した動きを実現する前後異径のキャスターに、ユーザーに寄り添う、作り手の誠実なまなざしを感じる。 |
ネスティングブックトラック |
|||
田子 學 |
チェア |
株式会社イトーキ |
一目で一緒に時間を過ごしてみたいと思える一品に出会った。この椅子は一緒に座って欲しいと私に語り掛けているようだった。愛嬌がありながらも、しなやかでセクシーかつ控えめ。佇む姿に思わず話かけたくなる。その有機的な様子はまるで座れる生き物だ。 |
ワン チェア |
|||
辰野 しずか |
漆器 |
ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン+漆とロック株式会社 |
自然のサイクルに添いながら、作り手、使い手が繋がった、素晴らしい器だと思います。木材の加工からはじまり、春夏秋冬にわたる沢山の時間や手間をかけ、丁寧に作られている時間を共に過ごす事で、より愛着が増しそうです。 |
めぐる |
|||
玉井 美由紀 |
外構舗装仕上材 |
株式会社フッコー+有限会社長岡生コンクリート |
昨今の自然災害は私たちが快適を求め、自然環境に無理をさせた事が大きく起因していると感じます。今後は自然生態系を崩さない素材開発が大切であり、CMFデザインは見た目の美しさだけでなく、環境に負荷をかけないことが必要不可欠だと思い、ドライテックを私の一品に選びました。 |
ドライテック |
|||
千葉 学 |
食器 |
白山陶器株式会社 |
人間が太古の昔からデザインしてきた食器には、名作も数多い。新しいデザインの余地などないと思っていたが、ペトラには一瞬で魅了された。まるで葉っぱの上を転がる水滴のような美しい形。少し動かすだけで、刻々と表情を変える。どう並べるか、それはきっと楽しい気付きに溢れた時間だろう。 |
ペトラ |
|||
手塚 由比 |
Plan |
Taiwan Design Research Institute |
学校を美的にリノベーションして教育環境を変えていこうというプロジェクト。若手デザイナーでチームを作り、既存の学校をリノベーションしていくシステムを作っている。そんなにお金をかけなくても、ちょっとしたことで学校の教育を変えられるという視点がいい。 |
Design Movement on Campus |
|||
手槌 りか |
粘着クリーナー |
アイム株式会社 |
ダンボールのパッケージそのままが本体になる粘着クリーナー。60年にわたり紙の消耗品を作り続けるメーカーだからできる新しい形。掃除用具の固定概念を捨てた素材の切り口からみせる提案は、新たな使用を生む。 |
ミラクルくるsoujikko クラフトハンディ |
|||
遠山 正道 |
椅子 |
コクヨ株式会社 |
ちょうどオフィスに椅子を4脚探しており、欲しいもの目線でしっかりと目に留まった。それがコクヨ製であることの驚きもある。ディレクターズチェアの形態だがたっぷりしており、その肌感や自立製、横のスタッキングなど加点要素も満載。これで、オフィスに上質なリラックスと、端正な茶目っ気を持ち込める。 |
コクヨ ストックスタック |
|||
ナカジマ ミカ |
布ふきん |
株式会社武田晒工場 |
ミシン目を布に入れ、ロール状にするだけでキッチンペーパーやラップのような見慣れた情景にし、取っつきやすさへと誘導しているところが秀逸。環境負荷の少ない和晒の可能性を広げた新しい提案。応援したいです。 |
さささ 和晒ロール |
|||
長田 英知 |
クラウドサービス |
株式会社リコー |
「モノ」は作り込まれているが、「仕組み」が働かない。「仕組み」は周到だが、「モノ」がパッとしない。それはモノと仕組みの間にいる「人」を忘れているからかもしれない。空間や時間を超えて人をつなぐ、モノも仕組みもイケてるデザインは、ポスト・コロナ社会の新しいインフラとしての可能性を秘めている。 |
THETA360.biz |
|||
中坊 壮介 |
ウエストゴム |
株式会社アジャックス |
美しいってなんだろう。人や物事と同じく、デザインでも佇まいや存在感、社会での役割など、その在り方が美しいと思うことがある。人目に触れない存在なのに、このゴム紐には機能美という言葉では片付けられない美しさがある。 |
BBワッフル |
|||
長町 志穂 |
電子楽器 |
ローランド株式会社 |
世界初の和太鼓電子楽器。いろんな場面での楽しい演奏シーンが想像できる。 |
電子和太鼓 TAIKO-1 |
|||
ナカムラ ケンタ |
Plan |
Taiwan Design Research Institute |
PPPやPFIといった公民連携に特徴のあった2020年のグッドデザイン賞。新しい教育のために、学生などの利用者とデザイナーがコミュニケーションしながら学校をリノベーションし、実績を挙げている。日本も学びたい。 |
Design Movement on Campus |
|||
永山 祐子 |
農耕用トラクター |
三菱マヒンドラ農機株式会社 |
フロントガラスだけではなくサイドの扉も透明になっていることでサラウンドに周りを見回せる作りになっており、作業時にとても有効ではないかと思う。見た目にも軽やかで魅力的なデザインとなっている。 |
三菱農業機械 |
|||
根津 孝太 |
乗用車 |
トヨタ自動車株式会社 |
ラリーというモータースポーツが大好きだ。F1のようなレース専用車も素晴らしいが、ラリー車は市販車との距離がぐっと近い。Yaris GR-FOURは、その距離がほぼゼロに近いクルマだ。ただならぬオーラを醸し出すそのたたずまいから、そんなことを感じとってほしい。 |
GRヤリス |
|||
橋倉 誠 |
双眼鏡 |
富士フイルム株式会社 |
初めて手に入れた双眼鏡で月のクレーターを間近に見たときの衝撃を今でも覚えている。必然のかたちを極めた道具は、彫刻作品のようにそのモノの本質を静かに語りかけてくる。この世界の景色に新鮮な輝きを与えてくれそうな双眼鏡である。 |
HYPER-CLARITY HC8x42/10x42 |
|||
橋田 規子 |
エアーコンディショナー |
ダイキン工業株式会社 |
設計者とデザイナーが一緒になって開発した超コンパクトなエアコン。天井隙間を最小限にしたカット面や効率を上げるランダム形状のファン。その気になれば、まだまだやれることはあるのだ、と元気をもらえるようなプロダクト。 |
H250 |
|||
濱田 芳治 |
サーキュラーエコノミー |
日本環境設計株式会社 |
服から服をつくる。ユーザー誰もがそうあったらいいと思っていることを、繊維生産の約6割を占めるポリエステルで実現しようとするBRINGのケミカルリサイクルのアプローチは、これからの社会に必須なことであり、普及に向けて応援していきたい。 |
BRING |
|||
林 千晶 |
スチールメジャー |
大成建設株式会社+新潟精機株式会社 |
重さ、わずか50g。「重くてゴツい」が、「軽くて可愛い」に脱皮した。これはメジャーの変態だ。今までのメジャーは、サナギだったに違いない。 |
小型・最軽量の汎用型スチールメジャー「くるくるメジャー」 |
|||
林 信行 |
プログラミング教材 |
株式会社 INERTIA |
美しい映像を生み出す体験でプログラミングを楽しく教えている。それも日常の道具スマートフォン上で。学校でプログラミング教育が必修化されると同時に形骸化し本来の面白さが失われる中、自発的学習のあり方に一石を投じた。今後のコンテンツ強化に期待。 |
easel |
|||
原田 真宏 |
テント |
株式会社ゼインアーツ |
家族とも、アトリエのスタッフとも、よく山へ行く。1ポールテントは軽量さや設営のし易さなどが魅力で私も1張り所有しているが、幾何学的に裾付近の空間が低く使い勝手が悪いことが気になっていた。このテントはこの1ポール形式特有の弱点を鮮やかに解消していて居住性が良く、しかもかなり安価に販売されてもいる。エクストリームな条件に合理的に応えるテントという分野では、もうほとんど新しい形式は出ないかと思っていたが、良い意味で裏切られた。素材の質感や色調の選定、ディテールへの配慮も優れていることも合わせて、持っておきたい優れたプロダクト・空間である。 |
ゼクーM |
|||
原田 祐馬 |
猫様専用首輪型デバイス&アプリ |
株式会社RABO |
僕は極度の猫様アレルギーだ。そして犬が大好きだ。でも、このサービスの気持ちはとてもわかる。生活をともにする子たちが、「いま」なにをしているか思いを馳せるだけでなく、感じられるのはとても嬉しくて大切なことだと思う。極端な愛情をもって開発されているからこそ、UIも細やかな配慮に感心しました。 |
Catlog® |
|||
廣川 玉枝 |
ホースリール |
株式会社タカギ |
カラーや質感がエレガントで、上質な仕上がりが魅力的なガーデンホースリール。細めの黒いホースが繊細で、ガーデニングを楽しくさせてくれそうなお気に入りの一品です。 |
金属ガーデンリール |
|||
藤城 成貴 |
洗たく用洗剤 |
花王株式会社 |
このアタックゼロは私自身、既に自宅で使用しており、審査する以前からその便利さを実感していた。これまで洗剤を使用する時は蓋の内部の目盛で適量を確認して注ぐというのが常であったが、このハンドル案の発想はそんな当たり前の考えを一掃してきた。根本から見直す柔軟な発想が如何に大事であるかを改めて感じさせてくれた。 |
アタックZERO ワンハンドタイプ |
|||
藤原 徹平 |
椅子 |
コクヨ株式会社 |
新しい生活様式で家で座りつづける生活が続いていると、いろんな椅子が身の回りにあることのありがたさがよく分かった。座り心地が変化するだけで、気分転換になる。スタッキングチェアのようなキャンプチェアというこの椅子は、家の中にいながら、家でない気分を獲得したいという今の気分にすごくフィットする。しかも場所を取らない。グッドである。 |
コクヨ ストックスタック |
|||
マイルス・ペニントン |
ビジネスモデル |
パナソニック株式会社 |
As a set of delightful, quirky products Revalue Project captured my imagination, as a system to encourage use of waste materials from mass manufacturing this entry wins my admiration. However I see it as only a good beginning, how this approach can scale-up and have really big impact needs thinking about. Nice start, look forward to seeing what comes next. |
Revalue Project |
|||
本田 敬 |
たわし |
株式会社コーゾー |
なるほど!これなら金具を気にせずスポンジたわしのように、どこからでもやさしく洗うことができる。機能的な進化に驚きつつも、実はそれ以上に気に入ったのは、丸っこい愛らしい姿である。 |
高田耕造商店 しゅろのやさしいたわし むすび |
|||
松本 博子 |
家庭用電動ミシン |
株式会社アックスヤマザキ |
今のミシンにありがちな有機的なデザインとは一線を画す、カッチとしたミニマルなデザインがとても魅力的。光沢とシボのコントラストがスタイリングに緊張感をもたらしている。スマホの置き台が、針カバーになる心憎いアイディアも素晴らしい。これを使って何を作ろう・・と夢が広がる、魅力に溢れたアイテム。 |
子育てにちょうどいいミシン |
|||
三澤 遥 |
8Kインタラクティブミュージアム |
シャープ株式会社 |
普段触れないような文化財、国宝などに、まるで触れているかのような体験ができたら、どんなに楽しいだろう。実際のモノのディテールのみならず、重さも再現しているそうです。これからのこの製品の発展に期待しています。 |
8Kで文化財 ふれる・まわせる名茶碗 |
|||
水野 祐 |
素材提供サービス |
株式会社ポケモン |
キャラクター・コンテンツのオープン化の成功例としては2020年の時点で一つの到達点と言える事例だと思います。コンテンツの権利の一部を、インターネット、SNSをはじめとするデジタル・ネットワーク環境を前提に、ファン・ユーザーとのコミュニケーション・関係性構築のためにオープン化しつつ、子どもやその親等との接点を生み出す長期的なビジネス戦略にもなっている。 ポケモンという強力なキャラクター・コンテンツでこのプロジェクトを遂行する確かな時代認識と実行力、活用事例や「OK・NGの例」、Q&Aもわかりやすく、ユーザーフレンドリーでありつつ、オープンすぎず、かといってクローズドすぎない絶妙かつ緻密なライセンス設計。コロナ禍で、うちの家庭でもいつも大変お世話になってます(笑)。 |
ポケモンイラストラボ |
|||
三宅 一成 |
冷蔵庫 |
日立グローバルライフソリューションズ株式会社 |
もしかしたら、5m離れればデザインの「違い」は分らないかもしれない。しかし、緻密に作り込まれたディティールと品質の良さから、デザインの「良さ」は5m離れても感じられる。 |
日立冷凍冷蔵庫 国内主力高級鋼板タイプ(Hタイプ) |
|||
宮沢 哲 |
ミラーレスカメラ |
株式会社ニコン |
手を一切ぬかない緻密な精度感。だけど小さな本体に凝縮された要素がひしめき合い、結果デフォルメされたような愛らしさを感じる絶妙なバランス。何度も手に取りながら、言葉にできない感覚をしばし考えてしまう。 |
Z 50 16-50 VR レンズキット |
|||
ムラカミ カイエ |
テント |
株式会社ゼインアーツ |
近年拡がりをみせるアウトドア市場ですが、初心者にとっては、テント一つ選ぶにもハードルが高いもの。このゼクーMは、設営の手軽さ、居住空間の広さ、価格の安さ(同クラスサイズ比)、プロポーションの美しさと四拍子揃った、初心者にも玄人にも推奨できるシェルター/テントです。 |
ゼクーM |
|||
村上 存 |
建築用屋根材 |
中興化成工業株式会社 |
スポーツ観戦者として、雨や日差しは避けたいが、グラウンドは人工芝でなく緑のきれいな天然芝が一番。そのようなユーザーのわがままを、技術とデザインが両輪となってかなえてくれる、人にも芝生にもやさしい一品である。 |
チューコーフロー™ ふっ素樹脂製 高透光膜材料 |
|||
村田 智明 |
ホットサンドメーカー |
杉山金属株式会社 |
これを目にするまでは、二枚の食パンで作るホットサンドが当たり前だと思っていた。食べきるにはちょっと億劫になる量だ。この一枚の食パンを折り曲げて作る発想は、無駄なくヘルシーで、そして朝が待ち遠しくなる。 |
ホットサンドソロ |
|||
森川 高行 |
遠洋まぐろ延縄漁船 |
株式会社 臼福本店 |
長期間陸に上がれない遠洋漁業の乗組員のストレスを軽減するために、快適な船室やアメニティ、WiFi環境を提供するこの漁船で、若者の漁業離れを食い止めて欲しい。 |
第一昭福丸 |
|||
安井 重哉 |
みつろうラップDIYキット |
株式会社KAWAGUCHI |
「みつろうラップ」の良さは、単に環境に良いものを消費者に提供するというだけでなく、ユーザ自身が環境につながる活動に楽しみながら参画できる、そういう体験価値を提供してくれることにあると思います。自分でも買ってみました。 |
布でつくるみつろうラップ |
|||
柳原 照弘 |
携帯電話 |
Punkt. |
ミラノサローネでこのプロダクトを見た時は衝撃だった。その頃は既にiphoneが世界中に溢れかえっている時。にも関わらず、モノクロのテキストだけの潔いインタフェースと心地よい音質に豊かさとは何かを気づかせてもらった。 |
Punkt. MP 02 携帯電話 |
|||
山出 淳也 |
建築 |
株式会社 日本設計 |
傷つき失って初めて、当たり前にあったものの大切さに気づくことは誰にでもあるだろう。おそらく、この熊本城も市民にとってそんな存在だったのではないか。控えめで丁寧なデザインに愛を感じた。 |
熊本城特別見学通路 |
|||
山阪 佳彦 |
産官学連携による宇宙開発技術研究手法 |
ミサワホーム株式会社+株式会社ミサワホーム総合研究所+国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構+大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所 |
宇宙に有人拠点をつくる夢のある取り組みに、南極の基地建設の、しかも身近な住宅建設の技術やノウハウが使われると聞いて心が躍った。省施工化や省エネ性などの共通項を見出した着眼点。クワクする物語を紡いでみせたデザインは素晴らしい。 |
南極移動基地ユニットを用いた研究プラットフォーム |
|||
山﨑 健太郎 |
知的障がい者グループホーム |
NPO法人はな+SOGO建築設計+オンスタジオ構造設計事務所 |
施設の場所を分散させ、大きさを整え、軒を抑え、通風、窓の開閉を工夫する。小さくささやかなデザインがいたるところに、そして重ね合うように施されている。僕は、壮大なコンセプトより、小さいけれど確かなやさしさの積み重ねられたデザインの力を信じたい。 |
角地の小さなグループホーム |
|||
山崎 亮 |
公園および複合拠点施設 |
株式会社スタジオテラ+株式会社connel+株式会社山田伸彦建築設計事務所 |
複数の公園等から成る緑地空間のコアエリアについて、全体のブランディング、ランドスケープデザイン、建築設計、運営計画がバランス良く機能した稀有なプロジェクトである。 |
町田薬師池公園四季彩の杜西園ウェルカムゲート |
|||
山﨑 宣由 |
スタビライザー搭載ハンドヘルドカメラ |
DJI JAPAN 株式会社 |
手のひらサイズに個性的な造形とジンバルらしい独特な動きが思わず「触ってみたい・使ってみたい」と周囲の注目を集めます。片手操作で日常の何気ないシーンが素敵な映像となり共感できる「感動体験」が素晴らしい。 |
DJI Osmo Pocket |
|||
山梨 知彦 |
スタビライザー搭載ハンドヘルドカメラ |
DJI JAPAN 株式会社 |
カメラと言えば、フィルム時代から定番のかたちをもっていて、デジタル時代になってもあまり変わっていない。ところがドローンメーカーがデザインしたこの動画カメラは、全くユニーク。スイッチ入れると目覚めの小動物が首を振るように、機構を振りつつ立ち上がる。使用中も、ジンバルがせわしなく、あたりを見回している子リスの頭のように動く。かわいい! それでいて性能がよい。久しぶりに楽しいカメラに出会えた気がする。 |
DJI Osmo Pocket |
|||
吉泉 聡 |
陸上競技用スプリントシューズ |
株式会社アシックス |
スパイクピンのないスパイクシューズ。それだけでワクワクする。0.001秒を争うのは、スプリンターだけではないのだ。スポーツの記録更新の歴史は、人間の英知の結集の賜物でもある。そんな事を改めて感じさせてくれる。 |
メタスプリント トーキョー/1093A148 |
|||
吉田 愛 |
ホットサンドメーカー |
杉山金属株式会社 |
朝ごはん食べない派のわたしもつい欲しくなってしまった「わたしの一品」はホットサンドソロ。二枚のパンでサンドするのではなくパンを折り曲げるだけで簡単にサンドでき器具もこれまでの半分サイズを実現。忙しい朝の時短やキッチンという場の省略にもなるこの調理具はちょっとした発想の転換で“朝にちょうどいい”を叶える小さな発明だ。 |
ホットサンドソロ |
|||
渡辺 弘明
|
陸上競技用スプリントシューズ メタスプリント トーキョー/1093A148 |
株式会社アシックス |
靴底のハニカム構造には、一切の無駄を排した研ぎ澄まされた美しさがある。我々デザイナーがよく使うマイナスデザインの極み、1/1000秒を競うために生まれた形である。スパイクピンを用いなかったのは「接地する際にピンが刺さって抜ける感覚がある」というスプリンターの言葉を受け、その時間さえも取り除きたいという開発者の思いからだそうである。この次にやることは、人体とシューズの一体化だけではないかと思ってしまう。 |
GOOD DESIGN Marunouchi #79
私の選んだ一品 「くらしのピント」- 2020年度グッドデザイン賞審査委員セレクション
会期: |
2020年11月2日(月) - 11月30日(月) 11:00-19:00 |
会場: |
GOOD DESIGN Marunouchi (東京都千代田区丸の内3−4−1新国際ビル1F) |
入場: |
無料 |
主催・企画・運営: |
公益財団法人日本デザイン振興会 |
アートディレクション/会場デザイン: |
廣村正彰 |
企画・編集: |
高橋美礼 |