公益財団法人日本デザイン振興会 公益財団法人日本デザイン振興会
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ワールドインテリアウィーク2024インジャパン デザイン・シンポジウム開催レポート

5月25日、日本デザイン振興会及び日本インテリアデザイナー協会が加盟しているインテリアデザインの国際団体であるIFI(International Federation of Interior Architects / Designers)が定める「World Interiors Day」に合わせ、「World Interiors Day 2024」デザイン・シンポジウムを開催しました。

冒頭、WIW実行委員長の喜多俊之氏より挨拶があり、先日開催されたミラノ・サローネへの参加レポートが紹介されました。続いて、IFI Co-Opted Expert Memberであるジェイソン・B・ホートン氏からIFIの取り組みについてお話がありました。

今年のテーマは「拡大する世代間ギャップ:多世代が共存する未来」。
京都工芸繊維大学准教授の水内 智英氏、建築家のアリソン 理恵氏、建築家・陶芸家の奈良 祐希氏の3名のスピーカーをお迎えし、それぞれの視点から多世代が共存する未来をひらくデザインの可能性について語っていただきました。

水内氏は「世界を多元化するためのインクルージョン」と題し、インクルーシブ・デザインが様々な立場のひとびとの参加を通して多様な価値観を包摂し、世界を多元化していくための活動であることを強調されました。

アリソン氏は「異なる立場のコミュニケーションとデザイン」をテーマに、様々な属性を持つ住人がコミットしやすいまちづくりを建築家の立場から進めていることを紹介されました。

奈良氏は「承継と継承、伝統と革新の融合がもたらす新しい未来」と題し、伝統ある陶芸の窯元の跡継ぎであり建築家でもあるご自身の立場から、新しい価値や建築を生み出す取り組みについて語られました。

シンポジウムには対面で50名ほどの方々にご参加いただき、デザインを通して持続可能な社会を実現するための活発な議論が交わされました。私たちにできることは何か、デザインの可能性を改めて考える機会となりました。

【World Interiors Day 2024 デザイン・シンポジウム】  
「拡大する世代間ギャップ:多世代が共存する未来」

  • 日時:2024年5月25日 [土] 15:00 - 17:30
  • 会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(対面開催)
  • 登壇:水内 智英 氏(デザイン研究者・京都工芸繊維大学 准教授)、アリソン 理恵 氏(建築家・一級建築士事務所 ara 主宰)、奈良 祐希 氏(建築家/陶芸家・(株)EARTHEN 代表取締役)

World Interiors Week in Japan 公式ウェブサイト

World Interiors Dayについて(英語)

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