リエゾンセンター・ライブラリー 「デザイン新刊本」紹介【2022年10月-12月】
リエゾンセンター・ライブラリーは、東京ミッドタウン・デザインハブ内にあるインターナショナル・デザイン・リエゾンセンターで、毎月10日ほど不定期で開室しています。
こちらでは、広義の「デザイン」に関連する書籍をピックアップし、各出版社さまにご献本(又はお貸出し)いただいて展示する「デザイン新刊本紹介コーナー」を設けています。展示用POPの右端にあるQRコードを読み取っていただければ、その場で本をご購入いただくことも可能です。
今回は、2022年7月〜9月に出版された本の中から、17冊をご紹介します。
・石が書く
・igoku本
・イームズを読み解く 図面からわかった、その発想とデザイン
・WindowScape[北欧編] 名建築にみる窓のふるまい
・おいしさをデザインする
・建築・まちづくりプロジェクトのマネジメント 持続可能な価値創造のために
・コモンズ思考をマッピングするーポスト資本主義的ガバナンス
・ジェンダー写真論 増補版
・写真 Sha Shin Magazine vol.2 モザイク Mosaic
・じわじわくる文具 ぱっと見ではわからないわかると一生使いたくなる
・戦争と建築 増補版
・「対話」を通したレジリエントな地域社会のデザイン
・竹自転車とサステナビリティ
・FOOD DESIGN フードデザイン 未来の食を探るデザインリサーチ
・ぼけと利他
・ヨーロッパのドボクを見に行こう 新装版
・ひとり出版入門
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ロジェ・カイヨワ 著 菅谷暁 訳/創元社
聖なるもの、遊び、神話、詩学、夢といったテーマを縦横に論じてきたカイヨワが、自らの石コレクションをもとに、「石の美は、普遍的な美の存在を示している」と論じた、他に例を見ない論考。1975年に新潮社から翻訳が刊行されながら、長らく日本語では入手困難であった美しい名著を、新たな翻訳で刊行。
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いごく編集部 著/いごく編集部(a.k.a. そこをなんとか)
福島県いわき市役所が立ち上げた、老いや死をタブー視しないプロジェクトigoku(いごく)。 行政、福祉、コミュニティ、デザインの奇跡のクロスオーバーが遂に書籍化!グッドデザイン2019金賞受賞!
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寺原芳彦 著/誠文堂新光社
世界的デザイナーであるイームズ夫妻の発想やデザインコンセプトを、図面を掲載して分かりやすく解説。イームズファンはもちろん、興味はあるけれど詳しく知らないという方まで、イームズ作品への理解が深まる1冊。
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東京工業大学 塚本由晴研究室 編/フィルムアート社
北欧への憧れは心地よい窓辺から アアルト、アスプルンド、レヴェレンツ、フィスカー、ヤコブセン…… 建築家たちだけでなく、生活者の創造力も引き出した窓をめぐる旅へ。
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川崎寛也 著/柴田書店
対話を重ねるにつれてシェフたちの考えが整理され、狙いがクリアになり、新たな料理が生まれていく過程を、43品の料理写真、レシピとともに克明に記録します。
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建築・まちづくりプロジェクトのマネジメント 持続可能な価値創造のために
野城智也、徳永哲、飯田智彦 著/東京大学出版会
建築・まちづくりを「プロジェクト」としてとらえ、日本の建築界の実情にあわせて、企画、設計、施工、運営のマネジメントの要点を解説する。
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山本眞人 著/BMFT出版部
資源・環境の生態系危機、情報化・デジタル化、そこで進行している「新たなエンクロージャー」。これに対抗するさまざまなコモンズ活動。本書ではこうしたコモンズ活動の動態を具体的に描き、出現しつつある「ポスト資本主義的ガバナンス」を読みとっています。
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笠原美智子 著/里山社
女性やLGBTQの写真家、現代美術作家たちはどのように社会と対峙したか。アーティスト・長島有里枝と女性アーティストの状況について振り返る記念碑的な語り下ろし対談「なぜ、私たちは出会えなかったのか。」他、新たな論考や自らの身体の痛みと美術界への本音を綴るエッセイ他大充実の増補版。
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写真 Sha Shin Magazine vol.2 モザイク Mosaic
村上仁一 編 ほか/ふげん社
日本の写真文化にちなんだ魅力的な作品と、深い視点の読みものを質の高い印刷物でお届けする雑誌『写真』。第2号「モザイク」では、個々に問題意識を持ちながら目の前の現実に向き合っている写真家たちの作品に着目します。
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じわじわくる文具 ぱっと見ではわからないわかると一生使いたくなる
松岡厚志 著/玄光社
見た目の派手さはないが、機能はきちんと備わっていて、使ってみると確かに「良いもの」だとわかる。やがて「ないと困るもの」になり、気づけば日々の仕事や暮らしを支える一生ものの相棒になっている。 そんな「じわじわくる文具」の何が良くて、どう便利で、何が面白いのか。著者の個人的なエピソードを交えながら解説しています。
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五十嵐太郎 著/晶文社
ルネサンス要塞建築のデザイン。知恵を絞った第二次世界大戦下の建物偽装例。震災と空襲をへた東京の変貌。戦争による技術革新と、B・フラーやイームズ夫妻の関係。街頭の監視カメラと防犯事情に、オウム施設と朝鮮半島非武装地帯。そして、NYグランド・ゼロの開発……。 2003年に刊行され大きな話題を呼んだ1冊に、ウクライナ侵攻と9・11の受容についての新たな書き下ろし2篇を加えた増補版。
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村田和代、阿部大輔 編/日本評論社
対話が地域内アクターをつなぎ、組織の変革を促し、創造的な地域政策を切り拓き、地域社会の共有を深める。コミュニティ・組織・社会の中の「対話」の実践を振り返る。
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岩瀬大地 著/風人社
世界中で同時多発的に生まれてる、身近な竹を使った自転車づくり。本書は、竹自転車づくりをSDGsの視点から捉えていく。 デザインやアートを学ぶ学生はもちろん、デザイナーやアーティスト、地域づくりに関わっている方々に読んでもらいたい一冊。
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FOOD DESIGN フードデザイン 未来の食を探るデザインリサーチ
緒方胤浩、水野大二郎 著/ビー・エヌ・エヌ
国内外で発展する、食にまつわるテクノロジーやサービスの先進事例、文化形成を目的に据えた実直な調査研究のプロセスを追いながら、フードデザインの手法と役割を照らし出します。
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伊藤亜紗、村瀨孝生 著/ミシマ社
ぼけは、病気ではない。 自分と社会を開くトリガーだ―― ここを出発点に始まった、美学者と「宅老所よりあい」代表の往復書簡。その到着点は…? 二人の「タマシイのマジ」が響き合った、圧巻の36通。
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八馬智 著/自由国民社
ダム、橋、建築、港湾施設、産業遺産、運河エレベーターから変態ホテルまで...日本では有り得ないデザイン&スーパースケール。面白さが増幅するポイント解説+ドボク旅行のテクニック+モデルコースつき。
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宮後優子 著/よはく舎
どうやって本をつくる? どうやって運営していく? ひとり出版ノウハウのすべて。本の制作と販売、出版社登録、書誌情報登録、書店流通、在庫管理、翻訳出版、電子書籍、さまざまなひとり出版の運営についてまとめられています。
2022年4-6月に出版された本は、こちらのページでご紹介しています!
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