GOOD DESIGN Marunouchi 第1回企画展公募選出企画「漫画とデザイン展」開催
2022年2月28日(月)〜3月31日(木)
GOOD DESIGN Marunouchiでは、初の企画展公募選出企画として、「漫画とデザイン展」を2月28日(月)より開催します。
「漫画とデザイン展」は、漫画作品のストーリーやキャラクターではなく、装丁やタイトルロゴなど の「漫画デザイン」に着目した企画展です。デジタル化や掲載メディアの多様化が進み、世界に誇る日本文化として漫画は近年ますます広がりを見せています。一方で作品のジャンルの細分化も進み、特定の読者とのコミュニケーションをつくるためのデザインが必要不可欠になりました。
そこで、この展示会がフォーカスするのは「漫画デザイン」です。タイトルロゴに、表紙や帯などコミックスの装丁。そこには作品の価値を見える化し、読者に届けるための“企て”がたくさん詰まっています。そのような「漫画デザイン」を中心に、デザイン工程全てに携わるデザイナーの方々にもスポットを当てます。展示コーナーでは、漫画におけるデザインの仕掛けに加え、実際に印刷を擬似体験できるコーナーや、他分野のクリエイターがイチ押しとして選んだ漫画デザインなどを通じて、漫画デザイナーの役割も紹介します。
コーナー紹介
「クレヨンしんちゃん」や「進撃の巨人」「GANTZ」などのデザインコンセプトを紹介する“人気作の漫画デザイン”や“ディープな漫画デザイン”のコーナーを中心に、戦前から現代までの“漫画デザインの歴史”を紹介するコーナーや、表紙デザインの印刷を擬似体験できるスタンプラリー企画といった体験型の展示も行います。漫画デザインのパイオニア“祖父江慎”さんを紹介するコーナーでは、当時話題になった乱丁本デザインなどもピックアップ。また、コロコロコミックのデザインの制作工程を実物のラフと一緒に紹介するコーナーも実施予定です。デザイナーの方々へのインタビューでお伺いした制作の裏話や、ここでしか語られていない漫画デザインへのこだわりも多数紹介します。
※GOOD DESIGN Marunouchi 企画展公募と選出経緯について
GOOD DESIGN Marunouchiでは2021年、初の企画展公募を実施。複雑化する社会におけるさまざまな課題を解決し、新たなテーマを発見する手段として大きく役割が広がっている「デザイン」について、多くの 人たちに創造的な気付きを提供する企画を広く募りました。厳正なる審査の結果、25件を超える 提案の中から、テーマの独自性と拡張性、劇場やギャラリーを多く有するカルチャー発信地であ る有楽町という地域との親和性の高さが評価され、「漫画とデザイン展」が初の公募企画として選出されました。
主催:漫画とデザイン展 企画チーム/公益財団法人日本デザイン振興会
企画制作:関口いちろ/水田聖平/仁科里英/林隆三/石山彩奈/楠俊之
監修協力:イトウユウ(京都精華大学国際マンガ研究センター・特任准教授)
取材協力:佐々木多利爾/杉本和希(小学館コロコロコミック編集部)/関善之(ボラーレ)/セキネ シンイチ(セキネシンイチ制作室)/祖父江慎(コズフィッシュ)/名和田耕平(名和田耕平デザイン事務所)/星野ゆきお(ボラーレ)【50音順 敬称略】
施工協力:喜多亮介(KITA And Architects)
#97 GOOD DESIGN Marunouchi 第1回企画展公募選出企画
「漫画とデザイン展」
会 期 2022年2月28日(月)〜3月31日(木)
時 間 11時〜20時/最終⽇は18時終了/⼊場無料
会 場 GOOD DESIGN Marunouchi