デザインジャーナリストの川上典李子氏が、デザインとビジネス・社会・環境をつなぐ新たな指針となる概念として提唱する「VIABLE DESIGN」。「生きられる」を意味する「VIABLE」は、転じて「存続できる」「実行可能」などと定義され、“企業は社会の中でどう生きればよいのか”“ビジネスを展開する目的とは”そして“何をどうデザインするのか”など、これからの社会に欠くことのできないテーマに対するデザインの指針となることをめざしている。

この1月から、VIABLE  DESIGNの理解を深めるための研究会が連続で開講される。第一回のゲストとなる横山いくこ氏は、2008年よりクラフトのリサーチとプロダクションを目的とするプラットフォームEditoins in Craftを主宰。今回の研究会では、このEditoins in Craftをモデルに、クラフトの発展や地域社会に生きる人々の尊厳など「クラフト本来の価値を私たちの経験や表現に結びつける」 活動について取り上げる。

Editoins in Craft