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「目指すのは、六本木という都市づくりのプラットフォーム」—「六本木未来会議」編集部 井上ルミ子氏 インタビュー[前半]

2012年6月6日にスタートを切ったインタビューウェブマガジン「六本木未来会議」。デザインとアートを切り口として、さまざまなクリエイターに「六本木を変えるためのヒント」を問いかけ、読み物として公開し続けています。
「六本木未来会議」はどのような経緯で立ち上げられることになったのか。その想いを、同サイトの発起人でもあり、編集長を務める、東京ミッドタウンマネジメント デザイン&アートプロモーションチームの井上ルミ子さんに伺いました。



ミッドタウン誕生前から脈々と続く「デザイン&アート」構想


私が東京ミッドタウン(以下、ミッドタウン)のプロジェクトに関わり始めて、今年で9年目を迎えます。ミッドタウン自体は今年で開業5周年ですから、それよりもずっと前のことになりますね。それ以来、ずっとデザインとアートに関わる部署を担当しています。

入札で開発が決まった2001年は、アメリカ同時多発テロ事件が起こり、世界的に経済状況が悪化した年。その中でも上海、北京、シンガポールなど周囲のアジアの都市が台頭してきて、「東京はこれから大丈夫なの?」という雰囲気がありました。東京が、ひいては日本の経済を活性化させる力として、ミッドタウンではデザインやアートに着目して「クリエイティビティ」というキーワードを立てたんです。




インタビューウェブマガジン「六本木未来会議」




「六本木未来会議」ロゴ



設計は国内外を代表するさまざまな建築家に依頼し、テナントには「 サントリー美術館」を誘致。デザインをテーマとした発信拠点となる「 21_21 DESIGN SIGHT」や、「 東京ミッドタウン・デザインハブ」も創設しました。また、オープン後にも毎年秋に「 Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」「 DESIGN TIDE TOKYO」などのデザインイベントや「 六本木アートナイト 」、「 グッドデザイン賞」の表彰式を開催するなどの取り組みを行いました。そして毎年、若手のデザイナーやアーティストの発掘・応援を目的とした「 Tokyo Midtown Award」も開催しています。そうしたミッドタウン全体のキーワードを継承するかたちで具体的にプロジェクトが動き始めたのは、2011年の冬。社内全体で情報発信を強化しようという動きを受けて、自分がこれまでずっと担当してきたデザインとアートをテーマになにか事業を提案しようと決めたのがはじまりです。

いま非常に多くの情報媒体がありますが、情報が溢れすぎているウェブサイトなども散見されます。その中で、あえてターゲットと内容を絞って届けるメディアをやってみよう、と発想を広げていきました。ウェブというメディアを選んだ最大の理由は、無限に広がりをつくることができるからです。もちろん紙媒体とウェブ、両方ある方が望ましいのかもしれません。でも、日本を代表するような街をつくり、それを世界へ発信したいという想いで立ち上げるために、ウェブを優先すべきだろうと考えました。




(後半につづく)






井上ルミ子(いのうえるみこ)
東京ミッドタウンマネジメント株式会社 タウンマネジメント部 プロモーティンググループ デザイン&アートプロモーションチーム/「六本木未来会議」編集部
1976年生まれ。中央大学総合政策学部を卒業後、英会話講師として就職。退職後、渡仏。フランス エクス=アン=プロヴァンス政治学院(Institut d'Etudes Politiques d'Aix-en-Provence)にてディプロムを取得後、英・仏の翻訳業務に携わる。2004年三井不動産株式会社入社。同社 東京ミッドタウン事業部を経て、2006年より現職。デザインやアートに関わる事業を担当。




六本木未来会議
http://6mirai.tokyo-midtown.com/




取材・執筆・撮影/福本創平(JDP)


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