一橋大学と日本デザイン振興会 デザイン組織KPI調査の第5回調査を実施
一橋大学と日本デザイン振興会は共同で、日本の大企業の社内デザイン組織の活動や成果を共通の視点で量的に評価する「デザイン組織KPI調査(D-KPI調査)」の第5回を実施しました。
D-KPI調査は、社内デザイン部門・組織(インハウスデザイン組織)をもつ国内企業を対象に、同組織の貢献を可視化することで企業間で量的に比較検討するための主要指標(Key Performance Indicators: KPI)として特定することを目指しています。インハウスデザイン組織のパフォーマンスについて、社内のステークホルダーへアンケート調査を実施し、その結果を分析します。これまで、2022年から2025年にかけて4回実施し延べ80社が参加しました。
<これまでの調査結果について>
これまでのD-KPI調査を通じて、デザイン組織KPIの候補として「対応力、スピード、信頼、コスト」「ブランド力の向上」「提案力、情報提供」「商品価値向上」「知財」「インナーブランディング」「ユーザーコミュニケーション」の7つの成分を安定的に導出し、それを用いた重回帰分析でも有意に総合満足度を予測することが確認されています。
※過去3回の分析結果をまとめた論文は以下のリンクにあります。
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/24110006.html
<第5回調査について>
1. スケジュール
2026年1〜6月 アンケート調査の実施
2026年春頃 速報の取りまとめと参加企業へのフィードバック
2026年夏〜秋頃 総合分析結果と個社分析結果の取りまとめと参加企業へのフィードバック
2. アンケート調査の内容
参加企業が社内のステークホルダーを調査対象者として選定し、インハウスデザイン組織の直近1年間の活動に関して総合的な満足度のアンケート調査を実施。その調査結果を多変量解析や人工知能による分析などの量的手法で分析します(設問数は全20問) 。
3. 参加費用
無料
第5回調査では、国内大手企業23社が参加を表明し、現時点では17社が調査を実施。この17社の結果をもとに「速報」をまとめました。今回も例年同様のKPI成分が統計的に導出され、経年的な変化が計測可能な環境が整いました。またデザイン組織の「提案力・情報提供」の重要性が際立つ傾向が見られております。
両者は、社内デザイン組織を持つ企業にとって、新たな量的経営指標として広く活用可能なデータを蓄積していくことを今後も目指していきます。






