公益財団法人日本デザイン振興会 公益財団法人日本デザイン振興会

ワールドインテリアウィーク2025インジャパン デザイン・シンポジウム開催レポート

5月30日、日本デザイン振興会及び日本インテリアデザイナー協会が加盟しているインテリアデザインの国際団体であるIFI(International Federation of Interior Architects / Designers)が定める「World Interiors Day」に合わせ、「World Interiors Day 2025」デザイン・シンポジウムを開催しました。

冒頭、日本インテリアデザイナー協会理事の井出昭子氏より挨拶があり、「World Interiors Week」や「World Interiors Day」についての概要が紹介されました。続いて、IFI理事であるジェイソン・B・ホートン氏から、IFIの取り組みとIFI Prizeについてお話がありました。

今年のテーマは「デザイン表現におけるAIとの協調で生まれる次の社会」。

建築家の松村佳久男氏(株式会社カクオ・アーキテクト・オフィス 代表取締役)、CBRE株式会社のプロジェクトアーキテクトであるハウラ・ベンシェクルン氏、建築家の岸田一輝氏(awa design studio代表)の3名のスピーカーをお迎えし、それぞれの立場から、AIとの協調によって生まれる新たな社会のビジョンや課題について語っていただきました。

松村氏は「建築×生成AI×異次元の温故知新」と題し、AIをツールとすることで建築表現がどのように進化するかを具体例とともに紹介されました。

ハウラ氏は「AI、デザイナーの新しい右手」というテーマで、AI技術を補助的に活用することによるデザインの効率化や創造性への影響について、実務経験を交えて語られました。

岸田氏は「幸福と不幸を描く生成AI」と題し、AIが街づくりや社会の構想にどのような倫理的・哲学的課題をもたらすかについて提起されました。

シンポジウムには対面で多数の方々にご参加いただき、生成AIの進展とともに変化するデザインの役割について、活発な議論が交わされました。これからの社会におけるデザインの在り方を多面的に考える機会となりました。

【World Interiors Day 2024 デザイン・シンポジウム】  
「拡大する世代間ギャップ:多世代が共存する未来」

日時:2025年5月30日 [金] 17:30 - 19:20
会場:シービーアールイー株式会社
登壇:松村 佳久男 氏(一級建築士/株式会社カクオ・アーキテクト・オフィス 代表取締役)、ハウラ・ベンシェクルン 氏(CBRE株式会社 デザインコレクティブ プロジェクトアーキテクト)、岸田 一輝 氏(一級建築士/awa design studio代表/公共R不動産 R&D 事業部・公共R不動産研究所)

World Interiors Week in Japan 公式ウェブサイト

World Interiors Dayについて(英語)

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