公益財団法人日本デザイン振興会 公益財団法人日本デザイン振興会

東京ミッドタウン・デザインハブ第112 回企画展「もうひとつの表示」開催

2025年1月31日(金)〜2月23日(日)

東京ミッドタウン・デザインハブは、日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)が企画運営を担当する企画展「もうひとつの表示」を2025年1月31日(金)から2月23日(日)まで開催します。

日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は、会員約3,000人を擁するアジア最大級のデザイン団体です。同協会のデジタルメディア委員会では、拡張されたメディアにおけるグラフィックデザインの特性と課題を考え、いくつかの実験と思索を行なってきました。

グラフィックデザインは、これまで紙や壁などの視覚表現を支える支持体と共に発展してきました。現在では、デジタルサイネージやスマートフォンなど、オン・スクリーンの表現も一般的となり、VRやARといった技術により、仮想環境でも展開可能になっています。近い将来、日常になっていくであろう、物理的な制約を超えた空間での視覚体験にグラフィックデザインはどのようにしてアプローチできるのか。この展覧会では、現実/仮想を問わない、その視覚体験から見えてくる「もうひとつの表示」について、さまざまな角度からグラフィックデザインの可能性を探ります。


東京ミッドタウン・デザインハブ第112回企画展「もうひとつの表示」

本展では、グラフィックデザイナーと他分野の専門家との共同制作を通じて、物理的な制約を超えた視覚デザインを探求します。

・物理と仮想を対比することで見えてくる詩の可能性
佐々木 俊 × 北千住デザイン(クリエーティブコーダー/アーティスト)× 最果タヒ(詩人)

・文字とイメージを分けない表現方法の研究
田中良治 × 谷口暁彦(メディアアーティスト/多摩美術大学准教授)× 佐クマサトシ(歌人) 

・音を支持体として音響詩を表現
永原康史 × 浜田卓之(スケートボーダー/東京藝術大学芸術情報センター)× フィリッポ・トンマーゾ・マリネッティ※
※イタリアの詩人。1909年「未来派宣言」を発表。


研究例:ARを用いた詩の視覚表現

- 空間に浮かぶ詩のイメージ



研究例:音を支持体としたグラフィックデザインの実践

- 単発の音(クラクション)を利用した立体音響空間による座標系の作成


- 座標系に合わせたARによるオブジェクト(グラフィック)の表示・動き

●JAGDAデジタルメディア委員会について
ウェブやアプリケーションのデザインだけではなく、UIやUXも含めたインターネット以後の取り組みに対応するため、デジタルメディアにおける先端技術の情報収集と共有、そのデザインを通じて社会に寄与する活動を広く行っています。

主な活動:企画展「デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン その過去と未来」(2016)や「AIと共創するグラフィックデザイン」(2019)の実施、オンラインメディア「グラフィックデザイン・レヴュー」( https://gdr.jagda.or.jp/ )の運営(2020〜)など。

委員:田中良治(委員長)、永原康史(本展ディレクター)、佐々木俊、正田冴香、西山 萌


●開催概要
名称:東京ミッドタウン・デザインハブ第112回企画展「もうひとつの表示」
会期:2025年1月31日(金)~2月23日(日) 11:00-19:00
会期中無休・入場無料
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
主催:東京ミッドタウン・デザインハブ
企画・運営:公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)

●関連イベント
東京ミッドタウン・デザイン部「もうひとつの表示」ギャラリーツアー

日時:2025年2月19日(水)18:30-20:00
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
定員:30名(申込先着順)
ツアー講師:田中 良治(JAGDAデジタルメディア委員会 委員長)
お申し込み:Peatix

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