JDPの公益事業:寄附講座を通じたデザイン関連人材の育成
日本デザイン振興会はデザインの啓発と理解の促進に貢献するプログラムを通じて、デザインへのリテラシーを備えた人材の育成を推進しています。
その一環として現在、立教大学院ビジネスデザイン研究科で寄附講座「デザイン経営」を開講しています。
これは大学院博士課程1-2年生を対象とするMBAプログラムで、『デザインの視点と手法を活用した人間尊重の経営』をテーマに、当会職員及び外部企業等の講師を招いた講座を全14回で実施しています。
6月28日には、民間の企業経営と異なる「公領域における事業遂行とデザイン」という観点から、公共事業にデザインが活用された事例に着目した講義を実施しました。2023年開通の芳賀・宇都宮ライトレール事業を題材に、本事業でデザイン業務を担当したGKデザイングループから複数名のデザイナーに出講いただき、行政施策の推進プロセスにデザインをどのようにインプットしていったか、実績に基づいたお話をしていただきました。
なお日本デザイン振興会では、当会の有するリソースを活用した寄附講座開設への公募を通年で受け付けています。関心がある方はお気軽にお問い合わせください。