2023年度「東京ビジネスデザインアワード」最優秀賞・優秀賞を発表
最優秀賞は「時を自在にデザインする真鍮ブランドの提案」に決定
東京都内の中小企業活性化策として東京都が主催し、日本デザイン振興会が企画・運営を行う「東京ビジネスデザインアワード(以下TBDA)」は、2月8日(木)に提案最終審査会を開催し、テーマ賞を獲得した11組のデザイナーによるプレゼンテーションと試作品による審査を実施しました。この結果、デザイン性や実現可能性、ビジネスプランの完成度などが最も高く優れている提案として、2023年度東京ビジネスデザインアワード最優秀賞に「時を自在にデザインする真鍮(しんちゅう)ブランドの提案」、優秀賞に「自然に優しいゴムと廃棄材を融合させたプロダクトブランドの構築」、「ワイヤーカット放電加工を活かしたアクセサリーブランドの提案」が選出されました。
今後はテーマ賞を受賞した各提案のビジネスの実現化に向けて、審査委員会と事務局が各種セミナーや個別コンサルティングなどによるサポートを提供します。
【最優秀賞】(1件)
提案名:時を自在にデザインする真鍮ブランドの提案
提案者:榎本清孝(アートディレクター / プランナー)、村上麻衣子(デザイナー)【株式会社トムテ】
企業テーマ:職人技で古美色を再現する「硫化燻し加工技術」
企業名:株式会社富士産業(葛飾区)
提案内容:企業の高い技術力とデザインの力で、真鍮に新たな価値を与え事業拡大していくブランドプロジェクトの提案。
【優秀賞】(2件)
提案名:自然に優しいゴムと廃棄材を融合させたプロダクトブランドの構築
提案者:土井智喜(デザイナー)【soell株式会社】
企業テーマ:独自のゴム配合設計と幅広い加工技術
企業名:株式会社江北ゴム製作所(足立区)
提案内容:みかんの皮やコーヒーのカスなどの廃棄材を天然ゴムと組み合わせて作るサステナブルな素材の開発と、その新素材を使ったプロダクトブランドの提案。自然に優しいということだけでなく、身近な廃棄物と組み合わせることで、ゴムをより親しみやすい存在にすることを意識した。
【優秀賞】提案名:ワイヤーカット放電加工を活かしたアクセサリーブランドの提案
提案者:千頭龍馬(デザイナー)、梅村隼多(デザイナー)
企業テーマ:ワイヤーカット放電加工による微細・精密金属加工技術
企業名:有限会社オクギ製作所(東久留米市)
提案内容:長年企業が顧客の依頼に応えていく中で培った高度なワイヤーカット放電加工技術と知見。それらを駆使した製品開発を行うことで、BtoC領域への進出だけではなく、自社の技術力をアピールするためのプロモーションツールへの活用、更なる技術開発のきっかけになることを目指したアクセサリーブランドの提案。
詳細は、プレスリリースおよび東京ビジネスデザインアワードwebサイトをご覧ください。