「都市とコモンズを考える映画上映&トーク」
WDO世界デザイン会議東京2023 ローカルパートナー特別イベント
10月27日(金)-29(日)、日本で34年ぶりにデザインの国際会議が開催されます。この「世界デザイン会議東京2023」に連動して、10月28日(土)に、会場の一つである千葉大学 墨田キャンパスにて「公共とデザイン」をテーマにした3本の映画上映会&アフタートークを開催します。
WDO世界デザイン会議東京2023は、これまでの経済成長至上主機から脱却し、地球単位で持続可能な世界を作るためのデザインを考えることが大きなテーマとなっています。長い時間軸で自然と人間の共存を図る土木の取り組みをナラティブとして記録した3つの映画と、そのデザインに関わったクリエイターとの対話を通して、現代の社会における共有財(コモンズ)の役割とそのデザインについて考えます。
「まちや都市という大きなデザインに、個人がどう関わって未来を描いていけるか」の実例に触れる機会です。まちづくりや地域デザイン、シビックプライドにご関心のある方は、ぜひご参加ください。
<開催概要>
WDO世界デザイン会議東京2023 ローカルパートナー特別企画
「都市とコモンズを考える映画上映&トーク」
日時:2023年10月28日(土) 11:30-16:30
会場:千葉大学墨田キャンパス 3F (東京都墨田区文花一丁目19番1号)
入場・参加無料
お申し込み https://peatix.com/event/3718498/
※予約申込なしでもご参加いただけます/途中の入退場も可能です
企画:崎谷浩一郎(EAU)・川口真沙美(JDP)
共催:公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)・EAU
<上映&トークスケジュール>
【普遍的な技術とデザイン】
11:30~12:00 上映『STONE』
2018 | 29min | 撮影・編集・監督:岩本健太|製作:石積み学校・GSデザイン会議
石積み学校は2013年に設立され,農地の石積み技術を継承するため,石積みワークショップや講演会を開催してきた.2017年夏,活動の新たな展開として企業向け研修のモニターが実施された.研修期間は1泊2日.本映像は研修を含めた7日間に渡り,石積み技術を指導する高開氏に協力いただいた密着取材を中心としたものである.石積み学校の真田氏,金子氏のインタビューも交えつつ,“石を積む”という行為の背景へと目を向ける.
12:00~12:30 アフタートーク
ゲスト:真田純子(東京工業大学 教授・石積み学校 代表理事)
聞き手:崎谷浩一郎(EAU 代表取締役・土木デザイナー)
【海を渡る技術とデザイン】
12:55~14:00 上映『BRIDGE』
2017 | 65min | 監督:岩本健太 D B K N|製作:NEY & PARTNERS JAPAN
出島表門橋の製作過程と設計者の軌跡を辿りながら記録したドキュメンタリー。2050年出島完全復元を目指し、1951年から始まった出島復元整備事業。2017年11月24日出島表門橋が完成。鎖国時代に日本と西洋を結ぶ唯一の窓口であった出島と長崎のまちが、再びつながった。約130年という歳月を経て、再び新しい橋が海を越えてやってきた。5000人を超える市民が架橋を見守り、出島の歴史に残る日となった。橋の建設が社会にもたらす意味、現代の構造物は文化になり得るのか。
14:00~14:30 アフタートーク
ゲスト:渡邉竜一(ネイ&パートナーズジャパン 代表取締役・出島表門橋デザイナー)<
聞き手:崎谷浩一郎(EAU 代表取締役・土木デザイナー)
【ローカルデザイン】
14:50~16:00 上映『みちのみちのり』
2022 | 70min | 監督:古木 洋平 | 製作:みちのみちのり製作委員会
宮崎県の中央に位置する⻄都市は、⽇本最⼤級の古墳群で知られ、多くの伝承が今もなお受け継がれている歴史の深い⼟地です。⽇向神話の伝承地をつなぐ『記紀の道』を舞台にしたドキュメンタリー、⼀本のみちを舞台に繰り広げられる地域住⺠の⽇常と、神話的な時間を描いた。あたりまえの⾵景に潜む、奥深い時間と⼈々の想いに出逢う。未来を照らす「地図」のようなドキュメンタリー。
16:00~16:30 アフタートーク
ゲスト:石井秀幸(スタジオテラ 代表取締役・ランドスケープデザイナー)
聞き手:崎谷浩一郎(EAU 代表取締役・土木デザイナー)