[インドネシア]Good Design Indonesia 審査会を実施
日本デザイン振興会は、2017年にインドネシア商業省とデザイン振興に関する覚書を締結し、同省の主催するデザイン賞「Good Design Indonesia」の審査・運営に協力しています。
第7回となる今年度の審査会は、6月6日から9日までの3日間、ジャカルタにある商業省にて開催されました。日本からは、2023年度グッドデザイン賞審査委員でプロダクトデザイナーの手槌りか氏に審査委員としてご参加いただきました。インドネシアからは、プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナー、建築家やインダストリアルデザイナーなど、インドネシアデザインを代表する専門家7名が審査委員として参加しました。
本年度は、476件の応募があり、一次審査を通過した応募者に対して対話型の審査を実施し、34件がGood Design Indonesiaを受賞。そのうち10件がBest賞に選ばれました。Best賞のうち最高評価を得たのは、Cella Flake Biopolimerという素材開発プロジェクト。タバコの吸い殻を回収し、フィルター部分を集めてセメントと混合、さらにコロナ禍で大量に排出された使い捨てマスクやペットボトルのキャップなどを混ぜることで色彩をつけると同時に強度を高めた製品です。
Good Design Indonesia賞を受賞した作品は、日本のグッドデザイン賞の一次審査免除、二次審査から参加することができる仕組みとなっています。グッドデザイン賞を受賞した対象は通常のグッドデザイン賞受賞対象と同様に10月5日に発表され、10月25日から5日間にわたって開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2023」に展示されます。
Good Design Indonesia(インドネシア語)
http://iddc.kemendag.go.id/gdi/