東京ビジネスデザインアワード 本年度のテーマ賞9件を発表
東京都内の中小企業活性化策として東京都が主催し、日本デザイン振興会が企画・運営を行う東京ビジネスデザインアワードは、本日2022年度のテーマ賞9件の受賞を発表しました。
東京ビジネスデザインアワードは、東京都内の中小企業の持つ技術や素材等をテーマにデザイナーから新規用途開発とビジネス全体のデザイン提案を募集、両者をマッチングして製品・サービスの実現化を目指すコンペティションです。本年度は10件のテーマに対し寄せられた提案から、審査委員会による一次審査、テーマ選定企業を交えた二次審査を経て、9件がテーマ賞として選出されました(下記参照)。
[テーマ賞]
東京ビジネスデザインアワードは、東京都内の中小企業が保有する独自の技術や素材などを「テーマ」とし、各社のテーマを活用し新たなビジネスへと発展させるためのデザイン(プロダクト、ブランディングなど)の提案を幅広く募ります。企業のテーマに対して寄せられたデザイン提案から、審査委員会および企業による選考を経て決定した「テーマとデザイン提案のマッチング」をテーマ賞とします。
東京ビジネスデザインアワード・テーマ賞発表について
公式ウェブサイト:https://www.tokyo-design.ne.jp/news/2022/2301122/
■テーマ(中小企業の持つ独自の技術・素材など) |
■テーマに対する提案 |
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テーマ1. さまざまな生地にシームレスに圧着可能な素材および加工技術株式会社宝來社(墨田区) |
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シームレスな圧着技術で機能とデザインを楽しむプロダクト榎本大輔(デザイナー)、横山織恵(デザイナー)【株式会社hitoe】 |
テーマ2. 半田付け不要の基板ジョイント導通技術 有限会社ケイ・ピー・ディ(葛飾区) |
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プリント基板の新しい使い方を提案するサウンドプロダクト 田村匡將(代表・建築家・デザイナー)、元木龍也(エンジニア)、高橋窓太郎(ビジネスアーキテクチャー)、本杉一磨(建築家・デザイナー)【デデデ】 |
テーマ3. 海洋生分解性を有するバイオマス複合プラスチック素材 アイ-コンポロジー株式会社(品川区) |
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海洋生分解性複合素材を活かした経年変化を楽しむプロダクト 藤原和輝(プロダクトデザイナー)、横山翔一(プロダクトデザイナー)、栃木盛宇(プロダクトデザイナー)、伊豫田敏輝(デザインエンジニア)、銅木彩人(デザインエンジニア)【株式会社ExtraBold「BoldGYM」 】 |
テーマ4. 使用中の自然な緩みの無いナット 合同会社YSコーポレーション(武蔵野市) |
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絶対にゆるまないナットのゆるぎない価値を伝えるPR戦略 小玉雅雄(デザイナー)【株式会社magick.】 |
テーマ5. 大型シルクスクリーン印刷による膜厚を出した平滑な大判フィルムの作成技術 司産業株式会社(板橋区) |
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スクリーン印刷による新たな魅力の開発 大木陽平(デザイナー)【株式会社サイド】 |
テーマ6. 高透磁率材料パーマロイと板金加工技術 株式会社オータマ(稲城市) |
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パーマロイプロダクトを通したブランド戦略の提案 伊藤兼太朗(クリエイティブディレクター)、安瀬優貴名(アートディレクター、デザイナー)【株式会社ホルバルーン】 |
テーマ7. 医療器械職人の手加工技術 株式会社マイステック(北区) |
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医療器械職人によるソリューションサービスの構築とブランド展開 榎本清孝(アートディレクター/デザイナー)【株式会社トムテ】 |
テーマ8. 貼箱製造で培った技術及び加工設備 株式会社泰清紙器製作所(練馬区) |
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貼箱製造の技術と設備を活用した箱だからできる玩具の提案 泉伸明(アートディレクター/デザイナー)【株式会社キュー】 |
テーマ9. IoT・ブロックチェーンを活用したエビデンスプラットフォーム技術 モノコトデザイン株式会社(中央区) |
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エビデンスプラットフォームを活用した付加価値アピール 野田真吾(ビジネスデザイナー) |