リエゾンセンター・ライブラリー「デザイン新刊本」紹介【2023年1月-3月】
リエゾンセンター・ライブラリーは、東京ミッドタウン・デザインハブ内にあるインターナショナル・デザイン・リエゾンセンターで、毎月10日ほど不定期で開室しています。
こちらでは、広義の「デザイン」に関連する書籍をピックアップし、各出版社さまにご献本(又はお貸出し)いただいて展示する「デザイン新刊本紹介コーナー」を設けています。展示用POPの右端にあるQRコードを読み取っていただければ、その場で本をご購入いただくことも可能です。
今回は、2022年10月〜12月に出版された本の中から、27冊をご紹介します。
・民具のデザイン図鑑
・アイデアとかデザインとか
・自然災害と土木ーデザイン
・OPEN HOUSE OSAKA 2022 / 生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2022公式ガイドブック
・唐草抄 装飾文様生命誌 / 増補版
・地域文脈デザイン まちの過去・現在・未来をつなぐ思考と方法
・銀行とデザイン デザインを企業文化に浸透させるために
・やっかいな問題はみんなで解く
・旅する地球の生き物たち ヒト・動植物の移動史で読み解く遺伝・経済・多様性
・よむうつわ 茶の湯の名品から手ほどく日本の文化(上下巻)
・ニュータウンに住み続ける 人間の居る場所 3
・異彩を、放て。 「ヘラルボニー」が福祉 × アートで世界を変える
・ツインバードのものづくり
・いろたち
・司書名鑑 図書館をアップデートする人々
・世界最高峰の美術大学セントラル・セント・マーチンズで学ぶ デザイン・アートの基礎課程
・ヒトゴトにしない社会へ ほどよくつながれば、もっと生きやすい
・国境を越えるためのブックガイド50
・香山哲のプロジェクト発酵記
・モダンの身体 マシーン・アート・メディア
・公民連携まちづくり事例&解説 エリア再生のためのPPP
・世界のサインデザインとうつくしい街並み
・エルメスのえほん おさんぽステッチ
・デジタル世界図絵 ヴァーチャル・ミュージアムの取組み
・海と灯台学
・現代アートはすごい デュシャンから最果タヒまで
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武蔵野美術大学 民俗資料室 編 / 加藤幸治 監修(誠文堂新光社)
特定の設計者がいない、人々の暮らしから生まれる民具の造形には、身体性や生活の現場において理にかなった造形やデザインのアイデアが秘められています。
本書では形態、機能、素材、意味などに注目し、民具がもつ豊かなデザインの世界をあらためて問い直します。
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青木亮作(TENT)著(翔泳社)
「象印STAN.」「DRAW A LINE」「フライパンジュウ」などを手掛けた注目のデザイナーTENTが明かす、アイデアとデザイン、そして現代のモノづくり現場のリアルな話。
「デザイン」という言葉を使わずに、デザインとは何かをわかりやすく解説した「デザインなんて知らない」をはじめ、チームで優れたアイデアを生み出すコツや、それを実現して世に出す秘訣の数々を紹介する。
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星野裕司 著(農山漁村文化協会)
自然災害が多発するなか、「自然と人間をつなぐインターフェース」として土木をとらえ、土木をデザインすることの意味と可能性を問う。
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OPEN HOUSE OSAKA 2022 / 生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2022公式ガイドブック
生きた建築ミュージアム大阪実行委員会 編(生きた建築ミュージアム大阪実行委員会)
イケフェス大阪2022の公式ガイドブック。大阪の生きた建築ガイド最新版であると共に、大林組創業130年記念の特別対談など、大阪の建築を読み解くコラムを多数掲載。
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伊藤俊治 著(牛若丸 / Book&Design)
唐草文様の起源と広がりを美術史家の伊藤俊治氏が約300点の図版で考察した読み物。
表紙を広げるとポスターになる特殊な装丁です。造本は松田行正氏が担当。
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日本建築学会 編(鹿島出版会)
地形や空間が改変され、社会も更新される事態において、いかにして地域文脈は継承されうるか。地域文脈の読解とデザインを考える。
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金澤洋 / 金子直樹 / 堀祐子 著(インプレス)
銀行デジタルサービスのリニューアルを担当した三井住友銀行のインハウスデザイナー3名によるドキュメント。
デザインの必要性・重要性について社内から理解を得るまでの苦労から節目となるアプリのリニューアル、デザインによるDXを社内にどう浸透させているのか、といったデザイナーたちの体験をリアルに描いています。
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堂目卓生 / 山崎吾郎 編(世界思想社)
「地域にもっとにぎわいがほしい」「困っているはずの人から声が上がらない」「せっかくの専門知が専門外の人に伝わらない」。災害復興、再生医療、にぎわい創出、創造教育……境界を越え困難に立ち向かう作法と実践。共助で新しい価値を創る!
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旅する地球の生き物たち ヒト・動植物の移動史で読み解く遺伝・経済・多様性
ソニア・シャー 著 / 夏野徹也 訳(築地書館)
生物はどのように移動し、繁栄・衰退してきたのか。その移動は地球環境にどのような影響を与えてきたのか。
彼らの移動は妨げるべきものなのか。
地球規模の生物の移動の過去と未来を、気鋭の科学ジャーナリストが、生物学から分類学、社会科学的視点もふまえた広い視野で解き明かす。
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ロバート キャンベル 著(淡交社)
著者自ら茶の湯の名品を収める美術館に赴き作品を実見。各館学芸員・研究者、時には作家本人との対話を通し、作品を手にして間近で観察することで、ガラス越しでは分からなかった名品の息吹に触れます。
国宝や重要文化財、重要美術品、茶の湯の名物・大名物、近代人気作家の作品など計50点以上(上下巻合わせ)を収録。
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三浦展 編(而立書房)
高度成長にともなう都市圏人口の急増への対応策として1960年代に計画された郊外ニュータウンは現在、住民の高齢化・設備の老朽化を迎え危機に瀕している。他方、ニュータウンで生まれ育った世代による新しいまちづくりも各地で始まっている。ここにいたる住宅政策の歴史をふりかえり、世界の郊外住宅地・まちづくりの先例に学びながら、未来のニュータウン像を模索する。
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異彩を、放て。 「ヘラルボニー」が福祉 × アートで世界を変える
松田文登 / 松田崇弥 著(新潮社)
「普通じゃない」は可能性だ!
「障害」が絵筆となって生み出されるアート作品を世に解き放つ双子の起業家。ジャケット、バッグ、さらには駅や空港のラッピングと、その活動範囲はこれまでの常識を軽く飛び越え広がり続けている。「僕らは未来をつくっているんだ」という彼らの原点、軌跡、そして未来を初めて明かす一冊。
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野水重明 著(プレジデント社)
2022年10月、「ツインバード工業株式会社」から「株式会社ツインバード」へ社名を変更する節目に、共創エピソードや燕三条地域のものづくりネットワーク、開発の工夫、営業の苦労などを掘り下げながら、ツインバード成長の理由とこれから挑戦する戦略を明らかにしていく。
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アッバス・キアロスタミ 著 / 愛甲恵子 訳(カノア)
さまざまな色の存在を、身近な風景や食べ物、植物や生きもの、道具などの絵を通してやさしく、ときにはユーモアを交えて教えてくれます。
本書は子どもたちに色の存在を紹介する絵本です。そして、色のないところは自由に塗ることができる、描きこめる「ぬり絵やスケッチブックのような」機能もあります。どうぞ、キアロスタミの絵に自由な色をつけください。
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岡本真 編著(青弓社)
図書館を支える人々は、どのような思いで業界に足を踏み入れ、日々の仕事に向き合っているのだろうか。また、図書館ではどのような人が、何を目指して活躍しているのだろうか。
若手・中堅として活躍するライブラリアン31人にインタビューをした雑誌「ライブラリー・リソース・ガイド」(LRG)の人気連載をまとめ、現在の思いをつづる書き下ろしのエッセーや論考も所収。
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世界最高峰の美術大学セントラル・セント・マーチンズで学ぶ デザイン・アートの基礎課程
ルーシー・アレクサンダー、ティモシー・ミーラ 著
野原佳代子 監訳 / 倉地三奈子 翻訳(ビー・エヌ・エヌ)
英国セントラル・セント・マーチンズのファンデーションコースの公式ブック。
クリエーティブ業界への道を切り開くために、これまでとは違った考え方をし、能力を磨くための数多くのプロジェクトが紹介されています。
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ヒトゴトにしない社会へ ほどよくつながれば、もっと生きやすい
アノニマ・スタジオ 編(アノニマ・スタジオ )
既成概念を飛び越えて、社会との新たなつながりを生み出している人たちの取り組みを紹介。
誰ひとり取り残さない、もっと生きやすい社会にするためのヒントや気づきがここにあります。
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小川忠 編(白水社)
日本最大の公的国際交流機関である、国際交流基金の職員が、自分たちの「愛読書」を取り上げ、それらを通じて、国際文化交流に懸ける自らの思いを語る。
「書評=ブックガイド」という方法で、国境を越えて生きるための50冊を紹介!
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香山哲 著(イースト・プレス)
『ベルリンうわの空』の連載を終えた香山哲が、次なる「プロジェクト」=「新連載」に向けた創作のアイデアをとことん熟成、発酵させ、次なる連載に辿り着くまでの全過程を公開。
人生にやってくる「プロジェクト」に関わるすべての人に贈る、香山流・ライフデザインの書! とてもふしぎなオール2色印刷!
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中村嘉雄 / 小笠原亜衣 / 塚田幸光 編著(小鳥遊書房)
近代科学とテクノロジーの「知」的産物、広告手段=メディア/身体=人間 「マシーン」「アート」「視覚メディア」「他者」を鍵概念に戦間期モダニズムにおける身体とメディアの境界を多角的に論じる!
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日経アーキテクチュア 編(日経BP)
時代の要請に応える地域再生・まちづくりの最新事例と関連する解説を収録した実務に役立つ内容です。
公民連携まちづくり、ウォーカブルまちづくり、リノベーションまちづくりを主導する実践者の取り組みを学ぶのに最適な一冊です。
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八島紀明、大塚喜也 著 / 株式会社総合報道 監修(三才ブックス)
サインデザイナー、建築家、インテリアデザイナー、照明デザイナー、写真家、アーティスト、アートディレクター、サインメーカーの経営者といったサインデザインに携わるエキスパート50人が、世界34カ国71都市の街並みを「サイン」という観点から、自ら撮影した写真ととともに紹介する一冊。
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100%ORANGE 著(講談社)
首輪を作ってくださいと犬がやってきました。りすはかばんを、カンガルーはポケットを。
ものづくりの精神が描かれるエルメスの絵本。
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眞壁 宏幹 / 眞壁ゼミ 著(慶應義塾大学出版)
出会ってきたモノを収集し展示することで、自己の痕跡が見えてくる!
教育学の分野で注目される「アートベース教育」の可能性を提示する試み。
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日本財団 海と灯台プロジェクト 著(文藝春秋)
江戸時代から現在まで、海と人とのかかわりを見守り続けてきた灯台。
その文化的、歴史的、技術的な価値を明らかにする初めての試み!
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布施英利 著(ポプラ社)
便器を展示して、それがアートになるのか?
そもそもアートとは何か? わからないからこそ、「現代アート」を「難解」と感じる人は多いのだと思います。
しかし実は、現代アートは小学生でも、その魅力がわかるのです。 すぐれたアートとは、決して難解ではなく、誰でもわかります。
本書では、現代アートの巨匠・マルセル・デュシャンから、詩人・最果タヒまで、 さまざまなアーチストをとおして、現代アートの魅力、楽しみ方を紹介します。
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2022年7-9月に出版された本は、こちらのページでご紹介しています!
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