新年より「ゼミ展2023」展示スタート!
2023年1月10日(火)~2月12日(日)
東京ミッドタウン・デザインハブでは、1月10日(火)より東京ミッドタウン・デザインハブ第101回企画展「ゼミ展2023」を開催します!
東京ミッドタウン・デザインハブでは、大学・専門学校の教育課程や研究室で取り組まれている課題の内容と、学生作品をご紹介する「ゼミ展」を2018年より開催しています。
いまや社会をよりよくするための手段として様々な領域で求められるデザイン。美大やデザイン専門学校以外でもデザインを学ぶ選択肢が増え、各校で工夫をこらした学びへの挑戦が行われています。本展は、そのデザイン教育の一端を「課題と作品」という形でご紹介する展覧会です。
今年は全国から出展校を募り、手を挙げていただいた、プロダクト、グラフィック、情報デザイン、建築史などを専門とする過去最多数の11ゼミが参加します。それぞれのゼミならではの多彩なデザインへのアプローチや学生の視点にぜひご注目ください。
会期中には、各ゼミによるギャラリーツアーも開催します。
会期:2023年1月10日(火)~2月12日(日)
11:00–19:00 *会期中無休 入場無料
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
主催・企画・運営:東京ミッドタウン・デザインハブ
(構成機関/公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会、多摩美術大学 TUB)
出展ゼミによるギャラリーツアー:
第1回 1/21(土) 芝浦工大橋田研究室・明治大青井研究室・大分芸文短大西口研究室
第2回 1/28(土) 女子美澁谷クラス・都立大インテリアデザインスタジオ・造形大井関ゼミ
第3回 1/29(日) 慶應義塾大 鳴川肇研究室・多摩美情報デザインコース
第4回 2/4(土) 佐賀大有田セラミック分野・工学院大塩見研究室・九大藤川研究室/尾方研究室
各回詳細・申込みはhttps://university-labs2023.peatix.com/
●参加校(50音順)
大分県立芸術文化短期大学
美術科 デザイン専攻 ビジュアルデザインコース 西口顕一研究室
担当教員:西口顕一
課題テーマ:
地域課題をテーマとしたデザイン提案
視覚伝達デザイン分野における地域の課題解決・問題提起がテーマ。2013年刊行のフリーペーパーは、企画・原稿作成・入稿まで学生が一貫して制作。また、郷土玩具の絵付け体験の取り組みは、歴史研究に加え、地域への浸透と文化継承、お土産等へのキービジュアルとしての成長を目的としている。
研究室リンク
九州大学
カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I²CNER)藤川研究室
芸術工学部 芸術工学科 未来構想デザインコース プロダクトデザイン研究室
担当教員:藤川茂紀・尾方義人
課題テーマ:
空気から直接二酸化炭素を回収する技術と社会のデザイン
大気中からCO₂を分離・回収するナノ膜技術DAC-U(Direct Air Capture and Utilization)と未来構想デザインが融合し、DAC-Uシステムが浸透した脱炭素未来における技術のあり方と社会の仕組みをアドバンスデザインで表現します。そして、そのデザインプロセスをお見せします。
慶應義塾大学
環境情報学部 鳴川肇研究室
担当教員:鳴川 肇
課題テーマ:
オーサグラフ・テーマ地図
オーサグラフ地図を用いて主題図を作ってもらい,この図法がどんな時に便利なのか探りつつ,地政学,地理学,地学の学問を超えて私たちの世界の解像度を上げます。(学生たちは)見やすさのためのハッチパターンや矢印もデザインしています。
研究室リンク
工学院大学
建築学部 建築デザイン学科 塩見研究室
担当教員:塩見一郎
課題テーマ:
「お店屋さんごっこ」インテリアデザインのお勉強
その空間を訪れる人の「好き」や「楽しい」という気持ちを、その場の空気感としてコンセプトシートや模型に表現した。お店の立地と躯体条件を約束事とし、業種、サービスを自らプロデュース、ショップをブランディングしデザイン、その思いを全て模型に詰め込んでいる。
佐賀大学
芸術地域デザイン学部 芸術表現コース 有田セラミック分野
担当教員:田中右紀・三木悦子
課題テーマ:
「おばあちゃんのカップ」
イスラエル ベツァルエルデザイン美術アカデミーのガラス・セラミック分野の学生と同じ課題に取り組む。私たちの生活の最も身近にあるカップ、中でも世代を遡る「おばあちゃんのカップ」を取り上げ、それぞれの視点でその物語を写真と共に合同展示した。
芝浦工業大学
デザイン工学科 橋田研究室
担当教員:橋田規子
課題テーマ:
手工業×環境配慮素材
手工業×環境配慮素材をテーマに家具の製作を行った。SDGs=持続可能な社会のために、これからのものづくりは、環境配慮素材の採用と、人の手仕事から生み出される魅力的なデザインが必須であると考えた。2022年6月にミラノサローネサテライト展に出展。
女子美術大学
デザイン・工芸学科 ヴィジュアルデザイン専攻 澁谷クラス
担当教員:澁谷克彦
課題テーマ:
デザイン紙芝居
誰でも知っている童話を取り上げ、絵本のように「絵」ではなく「グラフィックデザイン」でストーリーを語ります。そこには歴史上のデザインスタイルやアートからの引用もあり、デザインに詳しくない人にもデザインの面白さ、ポテンシャルを伝えます。
多摩美術大学
情報デザイン学科 情報デザインコース 情報デザイン演習Ⅰ 演出表現演習
担当教員:林 響太朗・清水淳子
課題テーマ:
□□□
この授業では、映像を作ります。ただ映像を「教える」ではなく「共に考える」という授業です。その中でも私自身が大切に思っている、時間のこと、伝えること、楽しむこと、要するに愛情もって向き合うこと。そんなことを伝えられたらと考え取り組みました。
東京造形大学
インダストリアルデザイン専攻領域 井関ゼミ
担当教員:井関大介
課題テーマ:
感動のためのデザイン
みなさんは最近、どんなモノやコトに感動したでしょうか?大量生産・大量消費による画一的な社会において、特別な体験によって生まれる感動の価値は、ますます高まっています。本展ではゼミ生それぞれの視点による「感動」についての考察や作品を展示します。
研究室リンク
東京都立大学
インダストリアルアート学科 学部3年生有志+インテリアデザインスタジオ
担当教員:藤原敬介
課題テーマ:
「モノ」と「空間」の関係性のデザイン
2つの課題を展示します。モノのデザインでは「Unchangeble」と題し、通常デザインの対象と捉えられてないモノの、新たな姿を画策しています。空間のデザインでは、幅狭筒状空間を対象とし、制約があるからこそ生まれる課題に取り組んでいます。
研究室リンク
明治大学
理工学部 建築史・建築論研究室(青井哲人研究室)
担当教員:青井哲人
課題テーマ:
Research Groups 2022
Research Groups と称する実験的な短期共同リサーチ・プロジェクトの成果を展示します。B4(学部4年)からM2(修士2年)までの学年混成グループ4つが、教員の掲げた主題を掘り下げるべく独自のプロジェクトを立案・遂行。リサーチと表現の方法化を重視しています。