「日本のデザイン振興政策アーカイブ」公開
デザイン行政と振興活動の資料文献を収録・フリーワードでの検索も可能
日本デザイン振興会は、戦後の日本が進めてきたデザイン行政と振興に関わる資料文献を、5月30日より専用ウェブサイト「デザイン振興政策アーカイブ」を通じて公開しました。
「デザイン振興政策アーカイブ」は、経済産業省や日本デザイン振興会などによって展開されてきた、デザイン行政と振興活動についての資料文献を収集整理公開する取り組みで、公立大学法人静岡文化芸術大学(学長:横山俊夫、静岡県浜松市)と日本デザイン振興会による連携プロジェクトとして2018年より整備が進められてきました。
このたび、その第一段階が終了、確認できた資料文献約230件を一覧表として、特に重要度が高い約130件についての文献資料を公開しています。
今後も収集整理を続け、2020年春を目処に、資料文献の確認作業をほぼ終了し、約200件程度を公開する予定です。またこれと並行し、学会等を通じて研究成果を発表していきます。
「デザイン振興政策アーカイブ」の特徴
今回公開を開始した専用ウェブサイトでは、「デザイン振興政策アーカイブ」事業によって収集整理された資料文献を公開します。
収録されている資料文献:
経済産業省(旧 通商産業省)や日本デザイン振興会(同 日本産業デザイン振興会)が進めてきたデザイン行政と振興活動に関する下記のような資料文献で、特に重要度が高い資料文献(公開開始時:約130件)については、PDF形式で収録しています。
・「審議会答申」などの政策文書 ・日本デザイン振興会などの機関団体の設置趣旨書や事業概要
・「地方産業デザイン開発推進事情」「デザインイヤー」など、デザイン
・振興政策に基づき展開された主要事業の企画書・パンフレット・報告書
・政策政策課題立案等に関連する調査研究報告書
・振興政策に関連して記述された記事論評
ウェブサイトではこれらの文献について、「中小企業振興」「人材育成」「国際交流」などの振興の分野、10年ごとの時代区分、さらにフリーワードを使って検索することができます。また、デザイン振興政策の歴史をわかりやすく紹介する「デザイン振興のあゆみ」と、主要文献、主要事業について解説した「視点論点」を加えています。