公益財団法人日本デザイン振興会 公益財団法人日本デザイン振興会

[Report] サステナブルなコトづくりとモノづくり

去る8月4日、一般社団法人Spedagi Japan+株式会社オープンハウスは、インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターにて、セミナー「サステナブルなコトづくりとモノづくり」を開催いたしました。


インドネシアのデザイナー、シンギー・カルトノはジャワ島中部の中山間地区テマングンの村で、周囲の熱帯雨林に豊富に自生するバンブーをフレーム材に使った自転車、バンブーバイクを開発しており、そのユニークなデザインと完成度の高さから、すでに国際的なデザイン賞をいくつも獲得している。さらに、バンブーバイクによって国中の注目を集めるバンブー林で地元の農産品や工芸品を売る市場を定期的に開き、毎回数千人の来場者を集めたり、地域住民の相談に乗って村の環境や生活の改善に努めたりするなど、ソーシャルデザイン活動を展開している。こうしたサステナビリティを基本理念としてコトづくりからモノづくりへと連なるデザイン運動をspedagi(スぺダギ=インドネシア語で朝自転車に乗るという意味の造語)と呼んでいる。その運動を広めるために隔年で開催する国際会議International Conference on Village Revitalization (ICVR)の第三回を今年11月にテマングンで開催するにあたって、そのプロモ―ションも兼ねたセミナーである。

セミナーは、まずシンギー・カルトノ氏がspedagi bamboo bikeの開発を含め、spedagiの理念と活動について発表した。続いて今回の実行委員長である一般社団法人Spedagi Japan理事、益田文和から歴史的社会的背景について解説があり、今回体調不十分のため参加できなかった山口県阿東地区で竹の神様と慕われる95歳の中野万徳さんからのビデオレターを紹介、次いでバンブー林間市場とICVR#3の実行委員長であるフランシスカ・カリスタが苦労話も交えてプロジェクトの説明を行った。

最後に会場からの質問に答える活発な意見交換の後閉会し、交流会に移った。


展示会:今回、セミナーを挟んで8月3日から5日までspedagi banboo bikeの展示会を併催した。リエゾンセンター前のデザインハブ会場ではサステナブルデザインの歴史とインドネシア、日本両国の特徴を説明するパネルと共に、インドネシア製バンブーバイクと山口県阿東の竹製試作車、さらにSpedagi Tokyoで開発中の子供用キックバイク、計8台の自転車を展示した。また、シンギーが開発し製造する木製のラジオなどのmagnoシリーズ、インドネシア伝統の竹製のおもちゃなども併せて展示した。



ワークショップ:展示会最終日の8月5日にはうちわ作りのワークショップを行い、36組の親子が思い思いに絵をかいて竹の骨に貼ってオリジナルのうちわを作り、喜んで持ち帰っていた。



日時:2018年8月4日(土)1:30 pm ~ 6:00 pm

会場:東京ミッドタウン インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター

共催:一般社団法人Spedagi Japan+株式会社オープンハウス

協力:公益財団法人日本デザイン振興会

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