「The Catalytic Communing 建築と都市デザインへの映画的アプローチ」開催レポート
英国のリーズ・ベケット大学建築学科のサラ・ミルズ氏が理論化と実践に取り組んでいる、映画の手法を使った建築デザインプロセスを紹介する展示会が2016年11月24日から26日までの3日間、東京のインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・デザインハブ内)で開催されました。
期間中、11月26日には映画的アプローチの可能性をテーマにしたトークセッションと、リーズ・ベケット大学のサラ・ミルズ氏による映画的アプローチの手法を体験できるワークショップが開かれました。
トークセッションの登壇者は、リーズ・ベケット大学のサラ・ミルズ氏、CAT,シネマティックアーキテクチャー東京の緒方恵一氏、九州大学大学院芸術工学研究院の田上健一氏、九州産業大学の安斎哲氏、モデレータは九州大学大学院芸術工学研究院の池田美奈子氏。
トークセッションでは、映画を編集することで、都市を主観的に切り取り、建築へ展開していくという新しい手法を解説していただきました。会場からも積極的に質問や意見交換が行われ、映画と建築の関係から、新しい方法論を考えるきっかけになったという意見が上がりました。
ワークショップでは、10名程度の参加者が各自の身の回りにある場所でCatalytic Communingになり得る場所を選定し、そこをどのように変えていくか、をサラ・ミルズ氏の手法に沿ってストーリーボードを作り、発表しました。
The Catalytic Commoning 建築と都市デザインへの映画的アプローチ
日 時:2016年11月24日(木)~11月26日(土)
会 場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
参加費:無料
主 催:九州大学大学院芸術工学研究院
協 力:公益財団法人日本デザイン振興会、CAT,シネマティックアーキテクチャー東京