5月3日(火)に台北・華山文化創意園区内の講演会場にて、2016年度グッドデザイン賞の応募説明会、グッドデザイン賞審査委員・千葉学氏(建築家・東京大学大学院教授)のデザインセミナーを開催しました。当日は、デザイナーやメーカー、メディア、デザイン関係団体など、100名を超える方々にご参加頂きました。

第一部のグッドデザイン賞応募説明会では、日本デザイン振興会事業部部長の矢島より、グッドデザイン賞の考え方、昨年特別賞に選ばれたデザインを通じた評価ポイント、受賞メリットについてご説明しました。また、台湾審査委員のManfred Wang氏(プロダクトデザイナー・国立台湾師範大学デザイン学教授、キスダコーポレーション主席クリエイティブアドバイザー)からは、他の海外アワードと比較したグッドデザイン賞独自の視点、昨年の台湾からの受賞対象について印象に残っている点、今年の応募に期待する事などをお話し頂きました。

▼2015年度 グッドデザイン・ベスト100(台湾)

Heartwarming in VVG Lifestyle Village [Heartwarming in VVG Lifestyle Village]/VVG Inc., Ltd

https://www.g-mark.org/award/describe/42955?token=mQJYQzzAGv

BESV E-Bike [BESV JS1]/VVG Inc., Ltd

https://www.g-mark.org/award/describe/42569?token=mQJYQzzAGv

第二部は、千葉氏による初めての台湾でのセミナーを開催、参加者は熱心にメモを取られていました。今まで自身が手掛けられたプロジェクトを丁寧に多数ご紹介し、最後に、東北の観光プロジェクトに触れ、これからの建築家は建物を建てる以外のデザインも考えていくべき、と締めくられていました。台湾では、今回の会場のように古い工場のリノベーション等、独自の興味深い建築プロジェクトが盛んです。近年、台湾から建築・インテリア分野の応募が伸びていることもあり、本年度の応募も期待したいと思います。

台湾では、今後も受賞決定後のお祝いの場など、積極的に交流できる場を設けてまいります。