先日、2015年度グッドデザイン賞の大賞まで全ての受賞結果が発表されました。特に今年の傾向として感じられたのが、取り組みやサービスのデザインなど「しくみ」のデザインの受賞が増えていることです。これらはベスト100にも多く選ばれていましたし、さらには大賞候補のうち半数が取り組みやサービスシステムの受賞だったことにも現れています。

2015年度グッドデザイン賞審査ユニット13(サービス・ビジネス・業務システムのデザイン)では、より多様化・複雑化してきた「しくみ」のデザインの評価軸を改めて考え、今年の審査に活かしてきました。大企業のビジネス、小さな組織でのビジネスなど、実施者や経済規模の大小、また、これまでになかった革新的なしくみ、決して新しくはないけれど定着して確実に進化を遂げているしくみなど、様々な応募対象がある中で、どのように審査し評価したのか、担当審査委員の皆さんにお越しいただき、お話をお伺いします。

どのような事業でも、ビジネスをより良く運営するためにデザインの視点が必要です。この会はグッドデザイン賞の応募者に限らず、事業を運営する方、ビジネスデザインに関心のある方、どなたでもご参加いただけます。ぜひこの機会に一緒に考えましょう。

「サービス・ビジネス・業務システムのデザインを考える」
-2015年度グッドデザイン賞ユニット13 審査報告会・ラウンドテーブル-

日時: 2015年12月3日(木)16:00~17:30
会場: インターナショナル・デザイン・リエゾセンター
(港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F 東京ミッドタウン・デザインハブ内)
参加費: 無料 (要申込み)

スピーカー:
2015年度グッドデザイン賞審査ユニット13 担当審査委員
日高一樹 (デザイン・知的財産権戦略コンサルタント/ 日高国際特許事務所 所長 弁理士)
青山和浩 (工学博士/ 東京大学 システム創成学専攻 教授)
林 千晶 (プロジェクトマネージャー/ (株)ロフトワーク 代表取締役)

主催: 公益財団法人日本デザイン振興会 

お問い合わせ・お申し込み先:
seminar@jidp.or.jp
公益財団法人日本デザイン振興会 事業部 鈴木
tel:03-6743-3777 fax:03-6743-3775

参考: 2015年度グッドデザイン賞ユニット13受賞対象