2015年度グッドデザイン賞の応募受付を4月2日から開始
日本デザイン振興会は、主催事業である2015年度のグッドデザイン賞の応募受付および、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞への推薦受付を4月2日(木)から6月3日(水)までの期間、グッドデザイン賞のウェブサイトを通じて開始します。
2015年度は審査委員長に永井一史氏、審査副委員長に柴田文江氏を迎えた新体制で審査を実施します。初の試みとして、複雑化する社会においてデザインに成し得ること、デザインの可能性を明らかにするため「フォーカス・イシュー」を設定しました。この「フォーカス・イシュー」とは、日本の社会が世界に先駆けて向き合わなければならない課題や、今後人々のより大きな関心事となって社会を動かしていくことが予想される12のテーマです。それらに対してデザインがどのようにかかわり、これからデザインに何ができるのか、「フォーカス・イシュー」を通じて、審査委員が問題意識を携えながら審査に臨むとともに、受賞したデザインの価値をより積極的に社会へ伝えていくことを目的としています。
さらに、すべての受賞デザインの中でも各ジャンルを通じて特に優れたデザインであると評価された100件を「グッドデザイン・ベスト100」として、この100件から「グッドデザイン大賞」「グッドデザイン金賞」などの特別賞各賞が決定されます。
受賞デザインは10月30日から東京ミッドタウンを中心に開催予定の受賞展「グッドデザインエキシビション2015(G展)」での出展、さらに2016年春に発刊予定の受賞年鑑「GOOD DESIGN AWARD 2015」への掲載が行われるほか、国内外の各地で開催する展示会や見本市、販売イベントなどでの紹介が随時行われます。
グッドデザイン賞への応募について
応募対象:2015年9月29日の受賞発表日に公表が可能で、2016年3月31日までにユーザーによる購入や利用が可能な、商品・建築・アプリケーション・ソフトウェア・プロジェクト・サービス・システムなど、ものごと全般
応募資格:応募対象に関する事業主体者およびデザイン事業者
応募方法:グッドデザイン賞ウェブサイトの応募専用ページから登録
グッドデザイン・ロングライフデザイン賞への推薦について
推薦対象:現在まで生産と販売が続いている商品で、下記のいずれかの条件を満たすもの
・発売以来10年以上継続して提供され、社会からの支持を得ている商品
・グッドデザイン賞を10年以上前に受賞した商品
推薦資格:商品のユーザー、デザイナー、メーカー関係者など
推薦方法:グッドデザイン賞ウェブサイトの推薦フォームから登録
グッドデザイン賞のウェブサイト
www.g-mark.org
スケジュール
応募(推薦)受付期間:4月2日(木)〜6月3日(水)
受賞発表:9月29日(火)
受賞展「グッドデザインエキシビション2015(G展)」:10月30日(金)〜11月4日(水)
表彰式:11月4日(水)
受賞年鑑「GOOD DESIGN AWARD 2015」発刊:2016年3月31日(木)
開催概要
主 催:公益財団法人日本デザイン振興会
後 援(予定):経済産業省/中小企業庁/東京都/日本商工会議所/日本貿易振興機構(JETRO)/国際機関日本アセアンセンター/日本放送協会/日本経済新聞社/読売新聞社
審査委員長/副委員長紹介
永井 一史
アートディレクター/クリエイティブディレクター
HAKUHODO DESIGN代表取締役社長 多摩美術大学美術学部統合デザイン学科教授
1985年多摩美術大学美術学部卒業後、博報堂に入社。2003年、デザインによるブランディングの会社HAKUHODO DESIGNを設立。2007年、社会的課題の解決に取り組む「+designプロジェクト」を主宰。毎日デザイン賞、クリエイター・オブ・ザ・イヤー、ADC賞グランプリなど国内外受賞歴多数。2015年4月から東京都「東京ブランド」クリエイティブディレクターに就任。
柴田 文江
プロダクトデザイナー
Design Studio S代表 武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科教授
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、(株)東芝を経て、Design Studio S を設立。エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションまで、インダストリアルデザインを軸に幅広い領域で活動をしている。毎日デザイン賞、グッドデザイン金賞など多数受賞。