公益財団法人日本デザイン振興会では、2011年6月より「復興支援デザインセンター」として、東日本大震災被災地域の経済と産業の復興をデザインプロモーションによって支援する活動に取り組んでいます。
その一環として、東北地方と茨城県のデザインに特色のあるプロダクトを出店販売する「復興デザインマルシェ」を、3月8日と9日に東京ミッドタウンで開催します。北国に伝わるあたたかい手仕事や、豊かなくらしのための新しいデザイン、そして地域ならではの特産品など、作り手と話しながら買い物を楽しみ、人と人とがつながる出会いのマルシェです。
第三回目の開催となる今回は、秋田県からニッポンを考えるフリーマガジン「のんびり」編集長の藤本智士氏が東北を歩いて発見した“知る人ぞ知る”ご当地銘菓の販売ブースを出店するほか、3月9日に「東北トラベル」をテーマに、トークイベントを開催します。さらに、岩手県からは岩手県工業技術センターによる「いわての食」ブースの出展、茨城県からは「いばらきデザインセレクション」選定品の紹介と販売もおこなわれます。

復興デザインマルシェ

「復興デザインマルシェ」紹介ページ

復興デザインマルシェ スペシャルトークイベント「東北トラベル」

いま話題の秋田県フリーマガジン「のんびり」編集長で各地を旅する藤本智士さんは、今回の復興デザインマルシェで東北を歩いて見つけた知られざる地元銘菓の販売企画をディレクション。青森県八戸のユニークな公共文化施設はっちのショップからはじまり、東北のよい品を扱う「カネイリミュージアムショップ」を展開する金入健雄さん。復興デザインマルシェのデザインディレクターをつとめる山形のデザイン事務所コロンの萩原さん。いずれも、東北の魅力を全国に紹介し、人と人とを結びつけている今注目の“つなぎ手”です。 東北地方をよく知る3人の視点で、東北の「食」「ものづくり」「くらし」を語っていただきます。

お申し込み:メール件名に「3/9トークイベント参加申込」、本文に「お名前」と「参加人数」を書いて下記のメールアドレスへお申込みください。

fukkou@jidp.or.jp(公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)復興支援デザインセンター)

ゲストプロフィール:

藤本智士

編集者。1974年兵庫県生まれ。有限会社りす代表。雑誌『Re:S』編集長を経て、秋田からニッポンのふつうを考えるマガジン『のんびり』の編集長を務める。吉本興業発行の『おおらかべ新聞』(大阪)など、編集を軸にローカルデザインを考える事例が話題に。編集・原稿執筆を手がけた『ニッポンの嵐』が大ヒット。著書に『ほんとうのニッポンに出会う旅』(リトルモア)、福田利之との共著『BabyBook』(コクヨS&T)。編著として池田修三作品集『センチメンタルの青い旗』(ナナロク社)。
有限会社りす
秋田「のんびり」

金入健雄

株式会社金入副社長、カネイリミュージアムショップ/tohoku standard project代表。1980年青森県生まれ。伊東屋を経て現職。せんだいメディアテーク・八戸ポータルミュージアムにてカネイリミュージアムショップ運営。アートデザイン・グッズと東北の工芸品のセレクトを通し東北の素敵な暮らしを発信している。
カネイリミュージアムショップ
東北STANDARD

萩原尚季

株式会社コロン代表取締役。1976年茨城県生まれ。2000年東北芸術工科大学を卒業。同大学院に進学し、スウェーデンへの交換留学経験から2001年デザイン事務所「コロン」を立ち上げ、2010年「株式会社コロン」となる。同年、山形市立第一小学校旧校舎活用の委託業者に選定。4月「山形まなび館・MONO SCHOOL」としてリニューアルオープン、その運営方法で2012年度「グッドデザイン・ベスト100」受賞。
株式会社コロン