<REPORT> JDP、岩手県平泉中学校へデザイン書籍を寄贈
先月11月7日に、昨年度グッドデザイン賞を受賞した岩手県の平泉町立平泉中学校へ、公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)からデザイン関連の書籍を寄贈しその授与式が開催されました。
平泉中学校は、生徒自身が自分たちの使う家具をデザインし製作するプロジェクト「みんなでつくるん台」で昨年度グッドデザイン賞を受賞しています。
「みんなでつくるん台」は、平泉中学校の新校舎に計画された交流ホールの使い方とその空間にふさわしい家具のデザイン・製作を中学生と町民でおこなった一連の取り組みで、ものづくりを核とした地域コミュニティ形成のプロジェクトとして審査会からも高く評価されました。
昨年は中学校で開催されたグッドデザイン賞表彰式が地元新聞にも取り上げられ、話題となりました。
この度、平泉中学校に未来の町について考えるための共有図書スペース「まちづくり文庫」が新たに創設され、これを記念して日本デザイン振興会からはグッドデザイン賞年鑑等、デザインに関わる書籍を寄贈いたしました。今後も寄贈をはじめ交流を続けていきます。
今後の地域の未来を担う中学生の皆さんに、デザインに触れるためのきっかけとして役立てていただければ幸いです。
みんなでつくるん台(2012年度グッドデザイン賞受賞)
受賞者 平泉町+平泉町教育委員会+平泉町立平泉中学校
詳細はこちら
http://www.g-mark.org/award/describe/39346?token=Zj5Gox5Ami
▼寄贈式では、プロジェクトの推進にあたった東北大学 平野勝也准教授からデザインの講義がおこなわれた。
▼昨年(2012年11月)平泉中学校で開催された授賞式の様子。企画・運営も中学生の手によりおこなわれた。
※ 公益財団法人日本デザイン振興会は、2011年6月より内部に「復興支援デザインセンター」を立ち上げ、東北6県および茨城県の産業と経済の復興をデザインプロモーションによりサポートする活動をおこなっています。