日本のデザイン黎明期を物語る「工藝ニュース」が復刻刊行
日本の工芸・産業デザインの歴史と変遷を知る上で第一級の史料である工藝ニュースが、このほど復刻刊行されました。工藝ニュースは、昭和3年に開設された旧商工省工藝指導所の研究機関誌として昭和7年に創刊されました。工芸や産業デザインに関する研究所の活動の歩みとともに、その成果や課題を社会へ伝え、日本にデザイン分野を確立させていくうえで大きな貢献を果たした媒体です。今回復刻されるのは戦前編として、第一期/創刊から昭和13年まで(※刊行済み)と、第二期/昭和14年から昭和19年までの各六巻ずつです。 これまでまとまった形で閲覧できる場が限られていただけに、特に昭和初期におけるデザインに関する研究や施策の考察に役立つことが期待されます。
復刻版 工藝ニュース 戦前編
第1期・全6巻(昭和7年~昭和13年) 定価:本体140,000円+税(2013年3月刊行)
第2期・全6巻(昭和14年~昭和19年) 定価:本体130,000円+税(2013年9月刊行予定)
※各期内は分売不可。
なお、下記工芸財団宛に氏名・送付先/電話番号・希望する期・希望部数を連絡すると、定価の2割引で購入が可能です(送料無料)。
kougeizaidan@s8.dion.ne.jp
一般財団法人工芸財団ホームページ
http://www.k5.dion.ne.jp/~kougei/IAInews.htm