公益財団法人日本デザイン振興会 公益財団法人日本デザイン振興会

デザインイノベーション研究セミナー開催

「デザイン活動は企業が魅力的な新製品を開発し、競争優位を実現するために欠かせない」この主張を裏付ける定量的把握はいままで十分になされていませんでした。本セミナーでは、九州大学科学技術イノベーション政策教育研究センター助教の長谷川氏がこれまで実施してきたデザイン活動に関する定量的なアプローチで実施した研究結果の報告、デザインマネジメントとイノベーションに関する研究会の立ち上げ計画についてご紹介いただきます。

デザイン・イノベーションの未来
-デザイン活動の定量的把握とイノベーションにおけるデザインの役割-

日 時 4月22日(月)15:00〜17:00
会 場 インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
 (東京ミッドタウン・デザインハブ内)
講 師 長谷川光一
 (九州大学科学技術イノベーション政策教育研究センター助教)
定 員 50名(先着順)
参加費 無料

お申込み方法
件名に「デザインイノベーション研究セミナー参加希望」とご記入の上、お名前・ご所属・ご連絡先を記載し、下記メールアドレスまでお申込みください。
 E-mail:hasegawa@sti.kyushu-u.ac.jp
 ※@を半角@に差し替えてメールをお送りください 

内 容
セミナー前半では、発表者がこれまで実施してきたデザイン活動に関する定量的なアプローチで実施した研究の結果を報告。

・研究開発活動を実施する企業約3500社を対象として行った質問票調査の結果、明らかとなったデザイン活動の規模や組織構造の特徴についての紹介
・デザイン活動とイノベーションとの関係を分析した結果、一定条件下ではあるが、デザイン活動がイノベーションを促進する効果があることが明らかになった研究結果についての紹介
・デザイン活動と製品開発活動の共進化に関するマネジメントモデルの提示
・分析結果を踏まえた、デザインマネジメントに関する実務的インプリケーション、デザイン政策・科学技術政策に関する政策的インプリケーションの紹介

また後半では、デザインマネジメントに関する今後の研究の予定について紹介。

講師プロフィール
長谷川光一
九州大学科学技術イノベーション政策教育研究センター助教

北陸先端科学技術大学院大学博士後期課程終了(2004)
博士(知識科学)取得
公的シンクタンクを経験後、2007年に文部科学省科学技術政策研究所第2研究グループ研究員として着任。政府統計「民間企業の研究活動に関する調査」を担当し、企業の研究活動に関する統計業務に携わる。
主要研究テーマはデザインマネジメントに関する研究、企業の研究活動に関する研究、産学連携活動の実証研究など。企業のデザインマネジメントに関する政府統計を始めて構築し、デザイン活動の定量的把握とデザイン活動が持つ機能や効果の研究に
取り組む。
2012年、九州大学科学技術イノベーション政策教育研究センター助教として着任。デザインマネジメントに関する研究を継続的に実施している。

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