香港「GOOD DESIGN STORE」で
木住野彰悟氏のデザイン展を開催
香港・PMQのグッドデザイン賞公式ストア&ギャラリー「GOOD DESIGN STORE」では、12月2日から木住野彰悟氏の企画展示「SHOGO KISHINO exhibition it knit」を開催します。 木住野氏はデザイン事務所「6D」を主宰し、アートディレクター、グラフィックデザイナーとして活動するとともに、オリジナルのファッションブランドである「it knit」を展開しています。
今回は、木住野氏がグラフィックデザインとファッションとの接点を探ることから生み出された洋服(ニット)であり、グラフィック作品として位置づけられる、「it knit」の展覧会となります。
木住野彰悟氏メッセージ:
私は日頃グラフィックデザイナーとして、
当然クライアントワークを主として仕事をしている。
そのような頭の使い方は嫌いではなく、むしろ好きな方だ。
しかし、自分の作ったビジュアルが、そのビジュアルの力だけで
機能出来る場所はないかと考えていた。
そこで、ビジュアルの定着先として洋服(ニット)を選び、制作した。
今回の「SHOGO KISHINO exhibition」は
このような思いから発生した自主プロジェクトの展示会となっている。
ニットはそれ自体に主体性が存在しているので、
そこに組合せるビジュアルは、主体性を持たない何かだろうと思い、
モザイクを用い、描いた対象が分かるような・分からないような…
そんな抽象的で主体性のないビジュアルを考えた。
このニットを制作していく過程で、
私達グラフィックデザイナーはいつも主体性のあるビジュアルを求められ、
生み出していることに気付いた。
一般的にグラフィックデザイナーの作る日常品、グッズ・Tシャツなどが、
どこかキマリの悪いものになっている事をよく見かける。
グラフィック(主体性)×物(主体性)にぶつかり合いが起きているからだろう。
グラフィックデザインという仕事の特性がそうさせている気もする。
今回の「it knit」プロジェクトは、
プロダクト(物)とビジュアルの接点に気づかされ、
改めて学ぶことが多くあった。
木住野彰悟
1975年東京都生まれ
廣村正彰デザイン事務所を経て、2007年に6Dを設立。VIやロゴ、サイン計画、パッケージデザインなどを手がける。2011年に個展「HANDMADE GRAPHIC」を開催。国内外の受賞歴多数。「it knit」は2014年秋冬コレクションよりスタート。
SHOGO KISHINO exhibition - it knit -
A point of Graphic and Fashion.
会 期: | 12月2日-2015年1月17日 12:00 - 20:00 |
会 場: | GOOD DESIGN STORE Gallery H401, Block B, PMQ, No.35 Aberdeen Street, Central, Hong Kong |
入場料: | 無料 |
オープニング レセプション: |
12月5日 20:00 - 22:00 |