リエゾンセンター・ライブラリー 「デザイン新刊本」紹介【2022年7月-9月】
リエゾンセンター・ライブラリーは、東京ミッドタウン・デザインハブ内にあるインターナショナル・デザイン・リエゾンセンターで、不定期開室しているライブラリーです。
デザインに関連する書籍・雑誌・展覧会図録などを月ごとにピックアップし、各出版社さまにご献本(又はお貸出し)いただき展示する「デザイン新刊本紹介コーナー」を設けています。展示用POPの右端にあるQRコードを読み取っていただければ、その場で本をご購入いただくことも可能です。
今回は、2022年4月〜6月に出版された「デザイン新刊本」を19冊をご紹介します。
・ヴェネチア・ビエンナーレと日本
・建築家の基点 「1本の線」から「映画」まで、13人に聞く建築のはじまり
・小商い建築、まちを動かす! 建築・不動産・運営の視点で探る12事例
・この旅館をどう立て直すか 瀬戸内デザイン会議ーー1 2021宮島篇
・「これからはデザインの時代」 松下幸之助のデザイン観とデザイナー真野善一の苦悩
・色彩のデザイン図鑑
・新・アートの裏側を知るキーワード
・SUEP. 10 Stories of Architecture on Earth 末光弘和+末光陽子 / SUEP.建築作品集
・多様化する構造デザイン
・誰のための排除アート? 不寛容と自己責任論
・低空飛行 この国のかたちへ
・ディック・ブルーナ 永遠のデザインとことば
・なんだこれ?!のつくりかた
・日本のタイル100年 美と用のあゆみ
・美術作品の修復保存入門 古美術から現代アートまで
・フリースタイル言語学
・ミュージアムの教科書 深化する博物館と美術館
・テクノロジーが 予測する未来 web3、メタバース、NFTで世界はこうなる
・新装版 Advertising is TAKUYA ONUKI Advertising Works(1980-2020)
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ヴェネチア・ビエンナーレと日本
国際交流基金 企画・三上豊 ほか 編 / 平凡社
ヴェネチアで隔年開催される世界最大級の現代アート展覧会、ヴェネチア・ビエンナーレ美術展の日本公式参加70周年記念出版。
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建築家の基点 「1本の線」から「映画」まで、13人に聞く建築のはじまり
坂牛卓 著 / 彰国社
建築家の作品は、創造の「基点」が人生の初期に現れ、現在まで継続的に展開している。本書は、建築家・坂牛卓氏による、建築家13人のインタビュー集。巨匠から躍進する建築家まで、作品のテーマ、アプローチを聞き出す。「物」「間」「関係性」「世界」という視点から読み解かれ、全体を通してみると、日本の現代建築への理解が深まるだろう。
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小商い建築、まちを動かす! 建築・不動産・運営の視点で探る12事例
西田司、神永侑子、永井雅子 他編著 / ユウブックス
シェアスペースなど場づくりに興味のある設計者や大家さんにオススメの1冊。話題の「小商い」建築 12 事例を、6名の建築家が取材・検証し、空間の特徴や不動産的ポイントもコンパクトに抽出しました。建築家の実践する場づくりや運営手法も紹介します。
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この旅館をどう立て直すか 瀬戸内デザイン会議ーー1 2021宮島篇
瀬戸内デザイン会議 編 / CCCメディアハウス
日本の「観光」という産業の未来について話し合う瀬戸内デザイン会議。様々な領域で未来を見据える識者たちの頭脳を持ち寄り、それぞれのヴィジョンを交差・交感させ、日本、そして世界に広がっていく観光の在り方を議論する第一弾。
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「これからはデザインの時代」 松下幸之助のデザイン観とデザイナー真野善一の苦悩
増成和敏 著 / 美学出版
いち早くデザインの重要性に着目した企業経営トップと、企業デザイナーの挑戦。経営の神様といわれた松下幸之助のデザインに対する考え方を紹介するとともに、幸之助によって招聘され松下電器に入社したデザイナー真野善一のデザイン思考と活動に迫る。
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色彩のデザイン図鑑
ティム・トラヴィス 監修・柏木博 日本版監修・井上雅人、橋本優子 訳 / 東京書籍
文化とデザインの流れを、色彩から一望する比類なき図鑑が誕生。世界各地から収集した膨大な数のデザイン・工芸品が収められている、英国ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V & A)コレクションから厳選した作品を掲載し、解説。
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新・アートの裏側を知るキーワード
横山勝彦、半田滋男 監修 ・「美術検定」実行委員会 編 / 美術出版社
美術展を開催する美術館をはじめ、アートをとりまく環境や制度、歴史、そして美術館等で行なわれている実務を含む領域をコンパクトにまとめた、アートの裏側が分かる一冊です。
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SUEP. 10 Stories of Architecture on Earth 末光弘和+末光陽子 / SUEP.建築作品集
末光弘和、末光陽子 ・ SUEP. 著 / TOTO出版
SUEP.は、2003年の設立以来、「自然との共生」をテーマにした設計活動を行ってきた建築家ユニット。人のためだけでもなく、地球のためだけでもない、両者にとって幸せな建築とはどのようなものなのか。SUEP.が関わってきた10の建築プロジェクトをストーリーに見立て、彼らの思考の軌跡を紹介する。建築作品だけでなく、そこに至るまでのリサーチやスタディの数々が、地球の未来について考える手がかりになる。
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多様化する構造デザイン
日本構造家倶楽部多様化する構造デザイン編集委員会 編著 / 建築技術
日本の構造デザインを牽引する構造設計者が集う日本構造家倶楽部会員が執筆を担当。平成の30年間を建築技術の進展および構造デザインの変遷を解説し,アフターコロナの構造デザインを模索する。若手構造設計者や建築設計者,さらにそれを目指す人たちの道しるべとなる一冊。
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誰のための排除アート? 不寛容と自己責任論
五十嵐太郎 著 / 岩波書店
寝そべれないベンチ、禁則事項だらけの公園…。建築物が本来の目的外に使用されないようにする、「排除アート」。これらは公共空間が特定層に対して臨む、厳しい態度の表れである。なぜ排除アートは設置されたのか。果たしてアートと呼べるのか。その歴史・背景をひもとき、日本の公共空間づくりの問題点を浮き彫りにする。
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低空飛行 この国のかたちへ
原研哉 著 / 岩波書店
ベスト&ロングセラー『デザインのデザイン』から十余年――みずからの足で日本各地を訪ね歩き、発見した日本の美意識と可能性。
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ディック・ブルーナ 永遠のデザインとことば
ディック・ブルーナ 著 / KADOKAWA
世界中で愛され続けているミッフィーの作者ディック・ブルーナの言葉と、あたたかくかわいいイラストが詰まった名著復刊!ほっと一息つきたいとき、自分を励ましたいとき、デザインについて考えを深めたいとき……様々なシーンで手に取ってみてください。
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なんだこれ?!のつくりかた
なんだこれ?!サークル 著・岩淵拓郎 編 / 一般社団法人タチョナ
子ども向けアートワークショップから生まれた表現と思考のためのビジュアルブック。デュシャン、赤瀬川、具体、Chim↑Pomらを例に「なんだこれ?!」を生み出すための方法論を紹介。
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日本のタイル100年 美と用のあゆみ
藤森照信 監修 / INAXライブミュージアム(トゥーヴァージンズ)
今から100年前、建物の壁や床を覆う薄板状のやきものは全て「タイル」と呼ぶことが決まった。装飾と機能が兼ね備わったタイルの歴史を時代背景とともに振り返り、その魅力を再発見する1冊
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美術作品の修復保存入門 古美術から現代アートまで
宮津大輔 著 / 青幻舎
世界的アートコレクターにして美大教授による新しい修復保存の教科書。仏像、古文書、洋画、日本画からフィルムやデジタル・データまで、修復保存方法をわかりやすく解説。
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フリースタイル言語学
川原繁人 著 / 大和書房
ポケモンやプリキュア、日本語ラップなどを題材にしたユニークな研究が注目されている言語学者による、私たちのごく身近な物事をフリースタイルで言語学的に思考していく科学エッセイ。
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ミュージアムの教科書 深化する博物館と美術館
暮沢剛巳 著 / 青弓社
ミュージアムとはいかなる存在で、どのように社会にメッセージを送ってきたのだろうか。 ルーヴル、MoMA、ヴィクトリア&アルバート博物館、東京国立博物館、森美術館、などなど、国内外の重要なミュージアムや展示をピックアップして、各館の歩みや社会的な役割を丁寧に解説!
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テクノロジーが 予測する未来 web3、メタバース、NFTで世界はこうなる
伊藤穰一 著 / SB Creative
web3、メタバース、そしてNFT。
最先端テクノロジーは、私たちの社会、経済、個人の在り方にどのような変革をもたらすのか?
米国MITにてメディアラボ所長を務め、デジタルアーキテクト、ベンチャーキャピタリスト、起業家として活動する伊藤穰一が見通す、最先端テクノロジーがもたらす驚きの未来。
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新装版 Advertising is TAKUYA ONUKI Advertising Works(1980-2020)
大貫 卓也 著 / CCCメディアハウス
日本を代表するアートディレクター・大貫卓也がこれまで手がけた全仕事のアイデアとデザインをオールカラーの一冊に凝縮した書籍『Advertising is』をややコンパクトにした新装版であり、100頁以上を増補した完全版。
この機会に大貫クリエイティブのすべてをご堪能ください。
2022年1月〜3月の「デザイン新刊本」は、こちらのページでご紹介しています!
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