当会の加盟するデザインの国際団体であるWorld Design Organization(WDO）の、2023年に開催されるWorld Design Assembly（世界デザイン会議）が東京で開催されることが、去る2022年2月24日に開催されたWDO総会にて発表されました。2023年の開催都市決定に際しては、昨年6月に当会より「東京」の入札書類を提出し、最終候補としてスペインのアリカンテと共に残っていました。WDOの世界デザイン会議は、1973年に京都、1989年に名古屋で開催されており、日本での開催は34年ぶり、3回目となります。

世界デザイン会議とは、WDOが2年に1回開催する総会を核として行われる3日間のイベントです。世界中のWDO加盟メンバー及び関係者が結集し、デザイン教育・デザインと社会のテーマや課題との関係、将来への展望などを協議する国際的な場です。

2023年の世界デザイン会議では、テーマをDesign Beyond - Renaissance for Convivial Society（その先のデザイン－誰もが人間らしく生きられる社会へ）としています。コロナ禍を経験して、改めて人間が人間らしく生きていくことを実現するしくみとしての 「デザイン」を再認識するとともに、イノベーションとソリューションによる、新たなビジネス創造に力点を置いてきた今日までのデザインを見つめ直し、その先にある「真の心の豊かさの充足」をかなえるデザインとは何かを考えることを趣旨としています。久しぶりの日本での開催となるこの機会に今いちど「デザインで注目される日本」をアピールする場としても活用する予定です。

【世界デザイン会議東京2023 開催概要】

会期（予定）：2023年10月27日（金）～10月29日（日）

場所（予定）：千葉大学墨田サテライトキャンパス、東京ミッドタウン 他

実行委員長    ：田中一雄氏（WDO Regional Advisor / 株式会社 GKデザイン機構 代表取締役社長CEO / 日本インダストリアルデザイン協会 特別顧問 ）

運営事務局（予定）：日本デザイン振興会、日本インダストリアルデザイン協会、多摩美術大学、千葉大学、武蔵野美術大学

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