
[Report]芸術表現が魅せる宇宙の可能性~「きぼう」での芸術文化活動実験報告会
去る4月13日、東京ミッドタウン・デザインハブ内インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターにて、JAXA(宇宙航空研究開発機構)による『国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟における文化・人文社会科学パイロットミッション(第2期)活動報告』が開催された。
国際宇宙ステーションといえば、宇宙実験や観測をおこなう場所として知られているが、「きぼう」日本実験棟は芸術表現実験の場としても使われている。これは、世界でも類を見ない日本独自の実験として注目されている。
今回は第2期として、河口洋一郎氏(東京大学教授)の提案による「宇宙で抹茶を点てる」、逢坂卓郎氏(筑波大学教授)の提案による「Spiral top」「墨流し水球絵画」の3件が採択され、実際に宇宙空間での実験がおこなわれた。
「宇宙で抹茶を点てる」実験は、無重力下で抹茶を点て、飛沫のダイナミクスの可視化と、日本の伝統文化を宇宙から発信する目的でおこなわれたもの。実験棟内の空間に粉末や水分が飛ばないように、ガラスの壷状の器と長い柄の茶筅、抹茶はカプセルで投入しホイップされた。透明ガラスの茶器からは中で流体と個体の混ざる様子が見え、地上では見られないような美しい泡の動きが観察された。
「Spiral top」は、LEDライトの点滅するコマを回して無重力空間に放った時の動き、光の軌跡を見る実験だ。最初不規則かと思われた動きが、実は規則的に複雑な螺旋運動を繰り返しており、コマについた光の造形は美しい軌跡を残した。
「墨流し水球絵画」は、無重力空間に水の球を作り、その中に特殊なインクを流すことで水とインクの動き方を見るもの。その不思議な模様は紙にうつされ、地球に持ち帰られた。
遠くないいつか、人類は宇宙で生活をすることになるかもしれない。人は生きている以上美を求め芸術を必要とする。地球ではできなかった表現や想像しえなかった事象も発生するだろう。それを追求すればいままでにない全く新しい芸術が生まれる可能性があるのだ。宇宙でアーティスト達が活躍する未来に思いを馳せた。
国際宇宙ステーションといえば、宇宙実験や観測をおこなう場所として知られているが、「きぼう」日本実験棟は芸術表現実験の場としても使われている。これは、世界でも類を見ない日本独自の実験として注目されている。
今回は第2期として、河口洋一郎氏(東京大学教授)の提案による「宇宙で抹茶を点てる」、逢坂卓郎氏(筑波大学教授)の提案による「Spiral top」「墨流し水球絵画」の3件が採択され、実際に宇宙空間での実験がおこなわれた。
「宇宙で抹茶を点てる」実験は、無重力下で抹茶を点て、飛沫のダイナミクスの可視化と、日本の伝統文化を宇宙から発信する目的でおこなわれたもの。実験棟内の空間に粉末や水分が飛ばないように、ガラスの壷状の器と長い柄の茶筅、抹茶はカプセルで投入しホイップされた。透明ガラスの茶器からは中で流体と個体の混ざる様子が見え、地上では見られないような美しい泡の動きが観察された。
「Spiral top」は、LEDライトの点滅するコマを回して無重力空間に放った時の動き、光の軌跡を見る実験だ。最初不規則かと思われた動きが、実は規則的に複雑な螺旋運動を繰り返しており、コマについた光の造形は美しい軌跡を残した。
「墨流し水球絵画」は、無重力空間に水の球を作り、その中に特殊なインクを流すことで水とインクの動き方を見るもの。その不思議な模様は紙にうつされ、地球に持ち帰られた。
遠くないいつか、人類は宇宙で生活をすることになるかもしれない。人は生きている以上美を求め芸術を必要とする。地球ではできなかった表現や想像しえなかった事象も発生するだろう。それを追求すればいままでにない全く新しい芸術が生まれる可能性があるのだ。宇宙でアーティスト達が活躍する未来に思いを馳せた。


