東京都美術館「TOKYO CRAFTS & DESIGN」デザイン募集開始

4月1日のリニューアルオープンに向け、話題の「東京都美術館」。先日、吉岡徳仁氏による85年目にして初の"ロゴマーク"も発表され、「新生・都美館」を新しい東京の開かれた美術館にと、様々な新しいプロジェクトがスタートしています。


今回ご紹介する「新伝統工芸プロデュース事業 "TOKYO CRAFTS & DESIGN"」もその一つ。
東京に伝わる伝統工芸技術、東京の職人にしかできない「職人技」と、デザイナーやアーティストの協業により、世界に類をみない都市「東京」ならではの、そしてその東京の新しい美術館「都美館」を象徴するようなミュージアムギフトを生み出そう、という意欲的なプロジェクトです。


先週、3月9日(金)から、このプロジェクトへの提案デザインの募集が開始されました。


とはいっても、ただコンペで選ばれたデザインの商品を作りグッズとして売る、というものでもありません。
41品目ある東京都指定伝統工芸のうち、いくつかの「工房見学」からこのプロジェクトは始まります。伝統技術に関心を持つデザイナーやアーティストに、職人の技術に実際に触れてもらう事で、「カタチが新しいだけの伝統工芸品」ではない、独自の技術を使った全くあたらしい商品を生み出すことを目指しているとのこと。当会もこの事業の趣旨に賛同し、わずかながらお手伝いさせていただいています。


プロジェクトに参加を希望するデザイナー/アーティストは、工房見学などを経て、自分が協業したい伝統技術を選び、商品デザイン案を提出。
この事業のクリエイティブディレクターであるムラタ・チアキ氏と都美館によりデザインを選考し、職人とのマッチングを図ります。
その後、5ヶ月ほどかけてデザイナーと職人による商品開発を進めていきます。


江戸の伝統工芸の技術の粋が、デザインと出会う事でどんなモノがうまれるのか?都美館では、様々な困難も含めたその協業の過程を公開していく予定です。ものづくりのプロセスにも迫る、美術館ならではの公開ワークショップ的なコラボレーションプログラムです。
こうして作られた「新しい東京のギフト」は、「TOKYO CRAFTS & DESIGN」ブランドとして2012年10月末にデビュー。ミュージアムショップにならび、デザイナーの名前が美術館に刻まれるとのことです。


現在、17業種33名という、予想を超える多くの伝統工芸職人の方々がこの事業への協力を表明されているそう。担当学芸員の川越仁恵さんの、東京の伝統技術と職人さんへの深い造詣と愛、このプロジェクトへのアツい熱意、そして、ディレクターのムラタさんのきめ細かいサポートが加わり、とても興味深いプロジェクトになること、間違いなしです。


なにしろ、江戸から続く「東京の粋・技」を、直に学べるまたとない機会。
ぜひ、多くのデザイナーの方々に参加をおススメします!







東京都美術館
http://www.tobikan.jp/

東京都美術館 | Tokyo Crafts & Design 2012~伝統工芸品デザイン募集
http://www.loftwork.com/blog/pickup/t-crafts-design/


記事/川口真沙美(JDP)

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