理事長あいさつ

新財団への移行について

平素より、デザイン振興活動にご支援ご協力を賜り、厚くお礼申上げます。

さて、振興会では、公益法人の見直しにともない、新法人移行についての申請をおこなってまいりましたが、内閣府からの認定を受け、6月1日から「公益財団法人日本デザイン振興会」の名称のもとに、新たに出発することとなりました。

3月11日、日本を未曾有の災害が襲いました。
災害でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、災害からの一刻も早い復興を心から願うものでありますが、この災害を機に、多くの人々の生活意識や価値観が大きく変わり始めています。それは、今までのライフスタイルだけでなく、産業や社会のあり方に対する疑問であり、反省であると同時に、新たな時代を築いていこうとする、決意の顕れでもあるように思われます。

デザインを本当に必要とする時代が、いま始まろうとしています。
振興会は、デザインを通じて復興を支援することは無論ですが、災害を機に顕在化していく新たな価値観と、それに基づく次世代のデザインを振興していくことこそ、公益財団法人としての振興会の果たすべき役割と捉え、グッドデザイン賞をはじめとする諸事業を通じて、この課題に長期的に取り組んで参ります。

日本にとっても、また日本のデザインにとっても、しばらくは困難な時代が続くものと思います。
新たな振興会は、微力ではありますが、皆様とともに、新しい時代を拓く一翼を担いたいと考えております。
今後とも、より一層のご支援ご鞭撻のほど、心からお願い申しあげます。

平成23年6月1日
公益財団法人日本デザイン振興会
理事長  飯塚 和憲

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